『（犯人が）凶行に至った社会的土壌に目を向け、「寄る辺なき個人をいかに社会に包摂するか」を考えていくことが大切だ』

社会学者や朝日新聞は、テロを「寄る辺なき個人の自力救済」として正当化していて驚いた

【容疑者の母親が破産した2002年から凶行に至るまでの20年間は、多くの若者が就職氷河期の負の影響を受け、労働・雇用市場で非正規雇用が拡大し続けた時期に重なる】

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銃撃事件もカルトや原理主義への傾倒も、どちらも政治や共同体に対する不信や絶望、社会の問題の個人化があるのではとする点で共通する2先生のご意見。

「互いに声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる」
→「社会という荒野を仲間と生きる戦略」ですね。今回の事件は、組合の学習会でも取り上げたいと思います。

「寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、…互いに声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた」

自由と平等と経済だろ。なんでそこにいく。

独身単身非正規雇用男への,累進税制大強化による抜本的で極めて強力な個人単位への現金直接給付を主軸とする富の再分配がなければ,私は宮台氏を好きでないけれども「背景にある容疑者の社会的土壌に目を向けなければ惨劇は繰り返すと、(…)警鐘を鳴らします。」そうなるだろう

日米欧全メディアの有料購読解除したので全部は読めないのですが「寄る辺なき個人をいかに社会に包摂するか」と宮台氏が掲げる政治と社会の課題に注目しました。全文読まれた方は感想お聞かせください。

安倍晋三の悲願であった「日本を取り戻す」が実現されつつある。後は戦争と敗戦だ。憲法改正を急げ。

「大正・昭和初期の日本で続発した政治家らの要人暗殺にも、不遇感を抱いた個人が引き起こした事件が少なくなかった。…当事者の多くに個人的不満と統治権力に頼らない自力救済の意識はあれど、世直しのために統治権力に政策変更を迫るテロを実行するという意識は薄かった。」

宮台真司さん「容疑者のような寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、感情的な凶行を起こしたり、過激な主張の政治・宗教団体に吸い寄せられたりしないで済む暮らしを送れるように、互いに声を掛け合う人間関係を築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる」

「国家を呼んでも応えないがゆえの自力救済」

読んだ。
サルトル『言葉』に「私の唯一の関心事は自己救済だった。」とあるのを思い出す。
「ひとりの人間は、あらゆる人間からできており、みんなと同じ価値があり、どんな人間にも同じ価値があるのだ。」

【 立憲泉代表に特に読んで頂きたい⁦ いち早く仰られた小沢氏のこの事件へのコメント、言い方は違っても、まさに同じことを仰られております。あなたの不見識を反省して頂きたい。

寄る辺なき個人の「自力救済」©宮台真司 / “山上徹也容疑者と思われるアカウントのツイート集”

自民党政権は国民に自助求めてるから、それなら自力救済も私刑なんかも認めなきゃいけなくなるねぇ、法律違反だけど、理屈上は。

宮台さん☺️💕

宮台真司さん

「容疑者のような寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、感情的な凶行を起こしたり、過激な主張の政治・宗教団体に吸い寄せられたりしないよう、声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる」

的外れどころか、的の方向すら向いていない（失笑）。
↓

人を殺害して恨みをはらすことを「自力救済」と呼んでしまうと、我々は山上教の信者になってしまう。社会の側に改善すべき点があっても、余り一般化して語るのはどうなのだろうか？

「事件の衝撃が大きいと、心の平穏に向けた物語化が進む。それだけだと、これからも今回のような事件を防げない。慎重に取材や議論を重ねてほしい」

同感。市民が暗殺事件と向き合う上で最も必要なのは、結論に短絡的に飛びつかない冷静さだろう。

「既に安倍氏への過度な礼賛や批判が「確かな物語」を求めて増殖中だ。それとは別に、「民主主義への挑戦」と批判して済ませる紋切り型も気になる。」

FYI:

日本で地域社会や世代や男女の分断がここまで徹底されたのは朝日新聞とか宮台氏のようなリベラル学者が頑張ったからだよ。理想社会に近づいたんだろう。いまさらのように繋がろう、声掛けしようって事案になるような事できるか！

"中流の分解"というパラダイム…わたしには開放的だが80代の叔母には不安定だと捉えられる。

『

首相や国家公安委員長まで統一教会に取り込まれていては、絶望のあまり自力救済に走る人が出てくるのはむしろ必然。

Note to self

〈容疑者のような寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、感情的な凶行を起こしたり、過激な主張の政治・宗教団体に吸い寄せられたりしないで済む暮らしを送れるように、互いに声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる〉

「山上容疑者が銃を何丁も自製し、確実に人の命を奪おうと強い殺意を抱いたのは、安倍氏と旧統一教会の密接な関係を信じたからだろう」

犯行の背景にカルトの被害、個人を漂流する社会というものはあるだろう。それは日本の病弊と言ってもよい。しかし、アメリカの格差、ヨーロッパの高い失業率は日本の氷河期世代の固定化のようなものだ。日本は安定している。それでも事件は起きた。ある意味やむ得ない。

さんに聞きました。

《感情的な凶行を起こしたり、過激な主張の政治・宗教団体に吸い寄せられたりしないで済む暮らしを送れるように、声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる》

宮台真司さん、深い。
寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、感情的な凶行を起こしたり、過激な主張の政治・宗教団体に吸い寄せられたりしないで済む暮らしを送れるように、互いに声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと事件はまた起こりうる。

“互いに声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる。”

ホッブズ『リヴァイアサン』の「暴力か、信頼か」。国家への不信が共同体自治への動きを生む一方、犯罪やカルトを含めた自力救済も増加する、と⇒
宮台真司、朝日新聞、

自力救済なんだよな

宮台先生の優しさ。
スマホ1台で自己完結する世の中は危険。
クルマ社会が普及する昭和４０年代以前の庶民の暮らしは大事やなと思う。

宮台氏は「安倍氏への過度な礼賛や批判が〈確かな物語〉を求めて増殖中だ」と警戒し「事件の衝撃が大きいと心の平穏に向けた物語化進む」と締め括る。どちらに振れるにせよ事件の全貌を把握するには咀嚼した方がいい。僕には自民党が物語を終わらせようと国葬を急いでいると..

「呼んでも応えない周囲の人」と「呼んでも応えない統治権力」は、不全感に駆られた剝き出しの個人を一定割合生む。そこに自分と社会の現況を説明し生きる意味を含めた「確かな物語」を与えるカルトが必ず巣くう

元首相銃撃、寄る辺なき個人の自力救済か 宮台真司さんに聞く

"実は、大正・昭和初期の要人暗殺にも、背景には都市化や経済格差などがあり、当事者の多くに個人的不満と自力救済の意識はあれど、世直しのために統治権力に政策変更を迫るテロを実行するという意識は薄かった"

「寄る辺なき個人をいかに社会に包摂するか」

全く反論する気はございません。
しかし、犯人が自殺するとこまでいかないと自力救済にならないんじゃ....

メモ📝

国家への不信は世界的傾向で、それが手の届く範囲で助け合う共同体自治への動きを生む一方、その動きがない場所では犯罪やカルトを含めた自力救済が増えてきた。

剝き出しの個人を感情的に動員するポピュリズムが民主主義国を覆い、どこも政治が適切に機能しにくくなった。

国家が信頼出来なければ自力救済をするしかない。どうせ話しても無駄、な社会をどう変えていけばいいのだろう。首相銃撃、寄る辺なき個人の「自力救済」か。宮台真司さんに聞く

“互いにバラバラで「呼んでも応えない周囲の人」と、システムが複雑化して「呼んでも応えない統治権力」は、不全感に駆られた剝き出しの個人を一定割合生む。そこに、自分と社会の現況を説明し、生きる意味を含めた「確かな物語」を与えてくれるカルトが必ず巣くう。”

聞く人が間違ってる朝日

確かに今の社会に澱のようにつもっている。そしてこれは言葉を変えれば、小泉・安倍政権による新自由主義。
《「剝き出しの個人の不安」と「国家を呼んでも応えないがゆえの自力救済」》

朝日新聞 日曜 “2022年7月17日14時00分”

システム（行政や市場、その補完と対立）が大きくなっても、弱い個人が疎外感をもって「救われていない」と感じればカルトが忍び込んでくる。その前に政治家がカルトに依存すれば、公と市場の関係などの噓くささがばれてしまうということになる。貧困なニッポンの救済手段：

“事件の衝撃が大きいと、心の平穏に向けた物語化が進む。それだけだと、これからも今回のような事件を防げない。慎重に取材や議論を重ねてほしい。”
これに尽きると思う。

宮台さんによる解説。

>無差別殺傷事件も政治家を狙った事件も、「剝き出しの個人の不安」と「国家を呼んでも応えないがゆえの自力救済」という類似面がある。

>「寄る辺なき個人をいかに社会に包摂するか」を考えていくことが大切

宮台真司さんに聞く

宮台真司「容疑者のような寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、感情的な凶行を起こしたり、過激な主張の政治・宗教団体に吸い寄せられたりしないで済む暮らしを送れるように、互いに声を掛け合う人間関係を築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる」

自助か

殺人行為は絶対に許されないというのが大前提。加害者を非難する。ただ、安倍さんが統一教会にビデオメッセージを送ったのはあまりに軽率だったとしか言いようがない。

拝読しました。

つい最近小此木啓吾『寄る辺なき自我の時代』を読んだ。誰からも愛されず孤立すると心理的防衛としてナルシシズムに閉ざされてしまう。そうなる前になんとかせねば。自分にも切実な問題。

宮台真司氏TBSラジオ あったらメッチャ語ってくれそう

今日わたしはホッブズのリヴァイアサンのハナシをしていたわけでありまして……(T . T)

宮台真司さんの明快な分析⁉️
元首相銃撃という暴力を生んだ「寄る辺なき個人の“自力救済”」

無差別殺傷事件も政治家を狙った事件も「剝き出しの個人の不安」と「国家を呼んでも応えないがゆえの自力救済」という類似面がある
17世紀半ばに「リヴァイアサン」のホッブズは→

《実は、大正・昭和初期の日本で続発した政治家らの要人暗殺にも、不遇感を抱いた個人が引き起こした事件が少なくなかった。背景には都市化や経済格差などがあり、事件を起こした当事者の多くに個人的不満と

“今回の行為は許されないが、そう信じるに足る要素が、理不尽にも命を奪われた政治家の側に皆無だったとは言えない。”

「互いにバラバラで『呼んでも応えない周囲の人』と、システムが複雑化して『呼んでも応えない統治権力』は、不全感に駆られた剝き出しの個人を一定割合生む。そこに、自分と社会の現況を説明し、生きる意味を含めた『確かな物語』を与えてくれるカルトが必ず巣くう」

救済があるとしても依然「底辺」への世間の風当たりは厳しく（生まれてきた意味を何度も自問する）、例えば冷蔵庫、自家用車どころか原付きさえ所有、維持が困難な生活保護に頼るぐらいならと考える人もいるだろう。

明日の朝刊に出るかな。
もっと話を聞きたくなる。

大変考えさせられる。背景を考えることで「一定の距離を置く」こともできる気がするな。

――なぜ多くの信者を集めることができたのか。

米国でも同時期、人工妊娠中絶や進化論を否定するキリスト教原理主義が影響力を持ち始めた。共通点は、資本主義が拡大するなかで、「不全感を抱く分断された個人」が量産されたことだ

四半世紀前に提起された「終わりなき日常」の問題提起がいまだに変わってないのは本当に失われた時間を感じる。ポストモダン系の誰かさんが迷走してるけど、時代への処方箋を示せないことにがっかりした。

宮台先生の洞察力。
宮台先生のような真の知識人が国会議員になってくれれば、世の中は変わるだろう…
と思うが、そんな優秀な方に限って議員になるという欲がない。

宮台【事件の衝撃が大きいと、心の平穏に向けた物語化が進む。それだけだと、これからも今回のような事件を防げない。慎重に取材や議論を重ねてほしい。】

宮台【剝き出しの個人を感情的に動員するポピュリズムが民主主義国を覆い、どこも政治が適切に機能しにくくなった。国家への不信は世界的傾向で、それが手の届く範囲で助け合う共同体自治への動きを生む一方その動きがない場所では犯罪やカルトを含めた自力救済が増えてきた】

宮台【17世紀半ばに「リヴァイアサン」を書いたホッブズは「暴力か、信頼か」の択一を迫った。「自力救済の継続か、国家の適切さを信頼した経済活動か」の選択だ。これは「国が信頼できないなら自力救済」という含意を持つ。】

宮台【無差別殺傷事件も政治家を狙った事件も、「剝き出しの個人の不安」と「国家を呼んでも応えないがゆえの自力救済」という類似面がある。】

宮台【互いにバラバラで「呼んでも応えない周囲の人」と、システムが複雑化して「呼んでも応えない統治権力」は、不全感に駆られた剝き出しの個人を一定割合生む。そこに、自分と社会の現況を説明し、生きる意味を含めた「確かな物語」を与えてくれるカルトが必ず巣くう。】

宮●がようやくコメントしたと思ったら肝心なところが読めない。有料かよ。

宮台【そこにつけいる形で、独特の世界観で支持者を束ねる宗教団体が、集票力によって政治的影響力を増した。かくして内政面では「政治の原理主義化」、国際的には「原理主義のグローバル化」が起きるようになった。】

宮台【20世紀半ばに社会学者ラザースフェルドは、中流化による豊かな人間関係が、健全な民主主義を支えるとした。だが世紀末からのグローバル化による中流分解で、剝（む）き出しになった個人が、不安とデマに直撃され始めた。】

宮台【かつて就職や結婚から調味料の貸し借りまで生活の便益は、家族や地域の人間関係からなる生活世界を通じてのみ手に入った。だが、市場や行政のシステムを頼るようになった結果、面倒がなく便利になった半面、人間関係が希薄になった。】

――なぜ多くの信者を集めることができたのか。

宮台【米国でも同時期、人工妊娠中絶や進化論を否定するキリスト教原理主義が影響力を持ち始めた。共通点は、資本主義が拡大するなかで、「不全感を抱く分断された個人」が量産されたことだ。】

宮台【容疑者のような寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、感情的な凶行を起こしたり、過激な主張の政治・宗教団体に吸い寄せられたりしないで済む暮らしを送れるように、互いに声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる】

元首相銃撃、
寄る辺なき個人の
「自力救済」か
宮台真司さんに聞く

じっくり読むべき深い分析⇒【

「事件の衝撃が大きいと、心の平穏に向けた物語化が進む」

犯人の知的レベルは高い。それ故に自分が置かれた立場に納得いかない気持ちが強かったと想像する。
恨みが積もった背景には犯人自身の性格も関係すると思う。
⬇️

元首相銃撃、「寄る辺なき個人をいかに社会に包摂するか」 宮台真司さんに聞く

「独特の世界観と過度な資金集めを特徴とする宗教団体が、長い時間をかけて自民党などの政界内に浸透しているように映る。現代日本政治のタブーが図らずも浮かび上がった形だ。」
幾つもの方向に拡がりうる考察、ロングバージョンがこれから出るのかな。

「容疑者は、資格取得などに努めながらも職を転々とし、家族関係にも恵まれないまま40代を迎えた。人一倍、孤独や孤立を感じていたことだろう」

これ、今日の朝日新聞買ったら読めるのかな…？？！
読みたい❗️

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まぁ「カトリック」を背景にした方ですから「仏教」を背景にした方々と限界が同じな訳ですね、なにしろ「宗教」である事に変わりは無く、その権威は否定できない立場なんですから。

"凶行に至った社会的土壌に目を向け、「寄る辺なき個人をいかに社会に包摂するか」を考えていくことが大切だと指摘"

わぃこの件、名ばかりのセーフティネット、信仰という土壌のない空っぽの国、そこに苦しむ国民を放っておき日本が作り出した闇のある種集大成だと思う。
報道の仕方ではテロ行為、個人的な怨嗟と切りとれるけど、そんな簡単じゃなく、本質はもっと根深いと思う…

「容疑者のような寄る辺なき個人を一人でも多く社会に包摂し、（…）互いに声を掛け合う人間関係を身の回りで築く実践を粘り強く続けないと、事件はまた起こりうる。」

「事件を起こした当事者の多くに個人的不満と統治権力に頼らない自力救済の意識はあれど、世直しのために統治権力に政策変更を迫るテロを実行するという意識は薄かった」。

報道機関は、評論家に憶測で論評させる前に、事実関係を掘り下げるべきだ。
容疑者の母親がいつどれだけ統一教会に献金したかの事実関係も調査せずに、あれこれ論評しても意味がない。

しかし本誌記事では宮台なんか出してまで自己責任論に落とし込もうとしてるようだけど。川柳はせめてもの抵抗かな？

無差別殺傷事件も政治家を狙った事件も、「剝き出しの個人の不安」と「国家を呼んでも応えないがゆえの自力救済」という類似面がある。

何事も自己責任と言うのに、自力救済はダメなんてありえんな。

宮台真司さん

就職氷河期世代は、4070＆5080問題…子育てや親の介護もあり、39歳迄の若者支援にも65歳以上の高齢者支援にも該当しない…

事件を単純化し、安易に悪の物語を創造すれば、カルト教団と同じになってしまう…

メモ： 事件の衝撃が大きいと、心の平穏に向けた物語化が進む。それだけだと、これからも今回のような事件を防げない。慎重に取材や議論を重ねてほしい。

《互いにバラバラで「呼んでも応えない周囲の人」と、システムが複雑化し「呼んでも応えない統治権力」は、不全感に駆られた剝き出しの個人を一定割合生む》
《「確かな物語」を与えてくれるカルトが巣くう》

宗教法人「世界平和統一家庭連合」（旧統一教会）に入信した容疑者の母親が破産した2002年から凶行に至るまでの20年間は、多くの若者が就職氷河期の負の影響を受け、労働・雇用市場で非正規雇用が拡大し続けた時期に