女性専用車両の正当性は論証されていると思うけど、この記事は「ジェンダー学」ないし「応用倫理学」内の言説で、「誤読」され差別を強化しうるものに感じた。

「差別の要件を全て満たしていても、理由があれば不当でない場合もある」という主張に大賛成。

差別を見ただけで「差別主義者」「レイシスト」と非難するのはおかしいんだよ。正当な理由があるかもしれないのだから。

女性専用車両に反対ではないのだけど、この記事は論理破綻が激しいと思いますけどね・・・。「目的があって、差別される側が不利益が少ないなら差別ではない」というのはねぇ・・・。「社会を構成する上でどうしても必要な差別」という話ならわかるけど。

「痴漢は文化」だの「ヤレる女子大学生RANKING」だの一般誌に堂々と載せていたような だ。女性専用車両に反対する理由なんぞ決まってる。

この記事本当に危険だと思うんだが。女性専用車両は男性への形式的差別だが、その目的によって正当化されるという視点は大変斬新かつこの文脈では非常にうまく状況を説明できる。しかし、中身に「女性専用車両は男性を潜在的痴漢とする考えに基づいているわけではない」という

===
長々と考察してますが

糞でくたばれな痴漢がみんな男だから
必要なだけだよ

(現代ビジネス 2022/7/23)

丁寧な内容。少し逸れるけど、7種で安居が花にしようとしたことがずっと疑問だった。こちらに書いてある通り「性暴力による支配欲」は「社会によって醸成される」と思っていたので。

オイラは女性を鬼畜から守ってあげられるならこれくらいの男性に対する差別や軽視、全然OKだけどな。結局文句言ってるのって鬼畜か、いつものカルトなんじゃね!?って思う。

「この種の発言や態度がある以上、不特定多数の男性を全般的に避けることができる車両へのニーズは、理に適っていると言わざるを得ません」

「女性をもっぱら性的対象として見なすような考え方に基づく言説や表象が流布」「痴漢被害を軽視し、または被害の告発を疑い、加害者男性を免責するような、つまり加害に加担する考え方」

「女性専用車両は、公共のトイレや更衣室の分離に近い」「男性は、自分たちが痴漢だと見られることには怒る一方で、自分たちが痴漢と同じ目で女性を見ていることには寛容である」

「形式的には差別であっても、妥当な目的（例えば安全性や試験の公平性）とそのための手段が釣り合っている場合、正当化され得る」→

＞男性の機会の制約は、それよりもはるかに大きな機会制約の解消、つまり性暴力の防止・回避そして安心という重要な利益によって正当化できる。


女性専用車両は男性に対する《正当な差別》だ、とする、一種の功利主義？

しかし《正当な差別》という言葉は徹底的に避けます。

テキストがよくわからないときは、政治的な修飾語を除去すると本質が見えるでしょう。

「女性専用車両は『男性に対する差別』なのか？ 」

さて、これは正しいのか。
むしろ筆者はなぜこう書かないのか。

なんとも奇妙な文章です。

＞結論から言えば、女性専用車両は男性に対する不当な差別だとは言えません。

この基本論旨はほぼ同意。
しかし、そこまでへの論理がなにかおかしい。

良記事かと思いきや最後の一文で台無し…

『こうした警戒や恐れ、不安は男性ジェンダーに向けられるので、トランス男性も対象に含まれる。他方で→

興味深い。大筋では同意だが、犯罪プロファイリングについては少し検討したいこともある。

色々考えが整理されるコラムだった…！

"「男性」にできかつすべきことは、（...）痴漢をはじめとした性暴力の被害の重大さを認識して、被害を恐れる人を揶揄したり加害者を免責したりするような言説や表象を批判し、その背景にある男性中心主義的な考え方や価値観を、自他から無くしていくための努力です"。

『……性暴力への傾向が「社会によって植えつけられたもの」であり、「痴漢は、男性優位社会の産物」という指摘は重要です。』

前に、性の平等の話をすると必ず女性専用車両の話での「反論」が来る、ということを書きましたが、次はもうこの記事読んでね、でいけますね。

こんな説得力のない記事久しぶりに読んだわ。個人的に問題だと思うのは、痴漢を無くすために、女性専用車両以外の手段（防犯カメラの設置、警備員の乗車等）が真剣に検討された形跡が見られないことなんだよな。コスト面で難しいというのは、それこそ被害の矮小化やろ。

わかりやすいね。でもわかりたくない人がたぶん多いから話は進まないよね。

非常に丁寧な説明で、凄くいい記事なんだが、女性専用車両を批判したり痴漢被害を軽視するような連中はこういう記事を絶対読まないんだろうなあ。

あーうん。女性専用車両は女性の性被害を契機にできた女性差別の産物であり、しかもその性犯罪そのものをなくすのではなく女性を隔離しとけばどうにかなるだろうという鉄道会社の怠慢（＝現在進行形の女性差別）にみえる。これが男性差別・男性蔑視とはどの口が言う。

あと読む。

思うんだけど、電車は車両を「女性専用」「男性専用」「フリー」で順番にすることにしたらどうかしら。数余りはフリー車両にしたりして。

コメント欄のコメントへのコメント

＞中には守らない人も出てきてトラブルになる

法律でもなく、ルールでもなく、マナーでもないのに、「守らない」というのは、どういう意味でしょう？

↑ジャブです。動画作成中です。

「犯罪プロファイリングに基づく捜査については、それ自体に問題がない」という大前提から、すべての論を組み立てている点がおもしろかった（そう思っても明言する人はすくない）

堀田 義太郎さんの記事、とても良かったです。

丁寧・理論的に説明されていて非常に読みやすいですし、タイトルの付け方にも配慮が行き届いていて勉強になる...と思いました

「女性専用車両は『男性に対する不当な差別』『男性蔑視』なのか？ そうではないと言える理由」

なるほどね。通勤電車って男性論理で作られているから、女性が性被害にあうことなんて考えられていなかったんだな。

「“個々の女性が““見知らぬ男性を“避ける場合」が男性差別ではないのは当然として、
「“鉄道会社が“痴漢対策として“性別で性犯罪者かどうか判断“する」のはやはり統計的差別というか、

「他の有効な対策をどのくらいとっているんですか？それしかないんですか？」

だらだらと小難しい書き方してるから逆に男性蔑視に言い訳しているようにしか見えない
これだとみんな最後まで読まないよ
もっと簡潔に書いて

日本旅行に来た友人が女性専用車両を見て「日本は女性を大切にする素晴らしい国だ」と言った。痴漢よけだよという事実は言い出せなかった。

「女性専用車両は、男性の乗車機会を部分的に制約する点で形式的には差別」と堀田義太郎氏。

それでも女性専用車両が必要ならば同数の男性専用車両を用意すればいい。痴漢冤罪は防げるし差別を差別で相殺できる。なのになぜそこはスルー？

すごい…全人類に読んで欲しい記事🌟まともでふつうの男性達にも、改めて確認の意味でも読んで欲しいし、そうでないひとにもなんとかして読んで欲しい…

わかりやすい記事だと思うけど、この男尊女卑社会にある女性差別への認識が歪んでると理解できない男がいるかもとは思ってしまう。

女性様が男というだけで性犯罪者だ、社会の強者だと決めつけ、不当な差別を行ってきたことを忘れるつもりはないよ。

「男性は、自分たちが痴漢だと見られることには怒る一方で、自分たちが痴漢と同じ目で女性を見ていることには寛容である」

丁寧な良記事と思う。

女性専用車はあくまで緊急的なシェルターであるべきで、鉄道事業者や社会は「女性専用車があるから安心」ではなくて「何処に乗っても安心」の実現に向けて鋭意努力するべきだと思う

あまりに「ド素人的解釈」なので、ツッコむのが（あり過ぎて）一苦労だね（笑）

差別の不当性の根拠を分析する下りを、どこかで読んだなと思っていたら、ヘルマン『差別はいつ悪質になるのか』の共訳者の方の記事だった

気にするのがめんどいし時間の無駄なので、まず電車に乗らない。むしろ引っ越ししてでも積極的に避ける。

前にも同じことを呟いたと思うけど、既存の電車の１両分を女性専用車両に充てるのではなく、１両増結してそれを女性専用車両に充てれば、なんの問題もないと思う。

ストレートには利便性を損なうんだから差別だよ。いろいろな事情が絡み合うから、オイラはやめろと言わない。ただし「差別は全廃できない」証左として使わせてもらうが

愚かしい論評。

性別を理由として優遇するのも差別なのである。
必要かどうかは別にして、男性専用車両があるのか。存在しないのであれば男性に対する差別となる。

いい記事

とても興味深く頷きながら読みました。
こういう記事を目にする度に、当事者の方はどちらの目線で読むのか、ちょっと気になってしまう。

丁寧に論を積み重ねているので「ココがポイント！」みたいな抜き書きができません。まずは最後まで読んでみてほしいです。

電車だけでなく映画館にも痴漢行為に近い行動をする輩はいてレディースデーはある意味でセーフプレイスだったという話を以前アトロクで聴いて成程と思った事があります。

鉄道会社（と社会）の甘い緩い痴漢対策が男性差別でないとして、で？
鉄道会社の責任はどこ？

“痴漢が、あたかもごく少数の逸脱者であって、自分には無関係、あるいは不利益を被っている「被害者」だという認識に立っていることである。男性は痴漢被害を娯楽として楽しみ、声をあげた女性の容姿をあげつらい、女性の痴漢被害を軽く見積もってきたのだった。”

まるで女性専用車両の問題点(とされること)を全て女性寄りに解釈したパターンのサンプル集だな。

この話になると必ず男性専用車両の導入も出てくる。
仮に車両が性別ごとに分かれた場合、痴漢が性欲ではなく加害性・支配欲の発露だとすれば次に狙われるのは通学中の小中高生男子だろうな。

⭐︎家父長制の構造を日本人シスヘテロ男性(マジョリティ)が意識しない限り痴漢や女性専用車両や女性スペースやミサンドリーやTERFや SWERFはなくならないってこと。特権意識の問題。

路線によるけど、とりま先頭後方はもう女性専用でいいと思う。

マイノリティに対する配慮で言えばグリーン車も子供優先道路も自転車専用レーンも一緒だな。
年齢制限的ゾーニングも子供にゲームやアニメを消費させる為の配慮とも言えるね。

『 高校時代の同級生の寄稿記事。難しい事を書いているがアカデミックな世界での活躍が分かり嬉しい。何年か前に呑んだっきり会えてないな…

論理が飛躍し過ぎていて、説得力が全く無い。しかも引用ばかりで。女性を優遇する記事を書けば、お金になるってことはよく分かった。

私は「むしろもっと女性専用車両を増やして男女別にして女性は専用車両だけ乗って」と考えてますがね。痴漢も痴漢冤罪も防止できますよね？ なんでいつまで経っても実現しないの？

私なんか電車に乗ってる時点で、暗黙に誰にでも関係ある事として男女問わず面倒くさい議論に巻き込まれるので、さっさとタクシー通勤して解脱してしまえと思うわけであります。

これものすごい文章だ

同じ料金払ってるのにサービス差つけるという事は差別だ
と認識しないなら女性差別もなくならないでしょうね
海外だとレディースデイは有り得ない
やるべきは満員電車を無くす事だけど何故専用車両って優遇を選ぶ？
早朝ポイント還元で満員を散らすとかを望まないのは何故？

まだ冤罪ガー言う？

「女性専用車両は、男性の乗車機会を部分的に制約する点で形式的には差別だが、その意図と目的の妥当性、つまりそれが防止しようとする不利益の大きさとニーズの適理性、そして手段の穏当さによって正当化されます。つまり、それは男性に対する不当な差別ではありません」→

差別しているという現実から逃げるな

男性差別/蔑視という話は理解できないし言ってるやつはアホだと思う。
女性専用車両にしても日本とイスラーム世界だけだったように、基本的に産む機械を保護したい思惑、宗教的背景が社会で共有されてるからでてくる発想。飽くまで男はどうでもいいというだけの話。

良い記事読んだ。

この丁寧な解説を読んでも、男性に対する不当な差別という人は、理解力なさすぎと思う、くらいの解説。

長い
くどい
逆効果

この堀田義太郎さんって何してる人！？
超絶的確だし論理も完璧。
こんな男性がもっともっと増えてほしい。
>

逆にうるせえ女を一番端の車両に押し込んでるって思っとけよな。

筆者は応用倫理学・差別論がご専門とのことで、なるほど倫理学的にはそのように説明できるのかと勉強になった。

堀田さんの記事。授業でも紹介するようにしてます。こちらで紹介されている牧野雅子さんの『痴漢とはなにか――被害と冤罪をめぐる社会学 』もオススメです。性専用車両は「男性に対する不当な差別」「男性蔑視」なのか？ そうではないと言える理由

女性専用車両は男性差別や男性蔑視というより、女性差別や女性蔑視ですよ。女性を障害者や老人や傷病者と同じ保護が必要な弱者とみなし、一人前の大人とみなさないので、欧米ではフェミニストが導入に反対します。

>男性は、自分たちが痴漢だと見られることには怒る一方で、自分たちが痴漢と同じ目で女性を見ていることには寛容である」という二重基準が実際にあるからです

非人道的な交通手段に依存している社会に対する批判が一切書かれてなかったので全く信頼できない

要は「男は強者なんだから我慢しろ」って以上のことを言ってなくて、その差別的なジェンダーステレオタイプに基づいた差別をやめろ

普通に男性専用車両も作ってこそ平等なんじゃないかな
男→女に対してだけ言うけど逆もあるんだしさ…
別に専用車があれども使う人は使うし使わん人は使わないでしょ
男性専用車両導入の議論すら出ないのはかなりおかしいと思うな
あと4~6両編成に女性専用車両入れるなよ…

この件は延々と論点がずれ続けている

発端となったのは性犯罪であったが
「閉鎖的な室内で密集する構造自体が問題」

パリピ孔明 で言う石兵八陣に等しい問題であり
性差の話 など何の関係もない

これ何の話だったっけ？

…堀田先生が現代ビジネスデビュー。夜勤明けに頑張って読もう。放置していた江口先生の『差別の哲学入門』へのコメント（PDF）も一緒に読もう。

加害者が男性であることを以て差別を正当化できるなら、就業状況を理由に、医学部入試で女性を差別することだって募集要項に記載すれば正当化できるだろう。

男性に対する差別とか言い出す人ってまじで「じゃああんたは性暴力をなくすためになんか声を上げたり行動したことあるんか？」のひとことに尽きるんよなぁ…

不当な差別ではないという結論は同意するし、判断基準を示しているのもいい。ただ、当てはめが、目的の重要性でゴリ押して、手段の相当性の検討が薄い？

最近のトイレが「女性専用」+「男女兼用」になってるのと大差ないと思うんですけどね。

ここでは「反差別」がいつの間にか人を警察的な思考に導き権力への親和性を高めていくという問題がパフォーマンスされていてその一部に見られる反人権的で権力指向的な行動を説明しようとするときに必ず参照すべき価値を持つ

そもそも男のせいでそうなってるんだから、女性に文句言う前に男性間で性犯罪問題を解決すべき。

触る奴がいるから仕方ない

堀田義太郎さんが女性専用車両について書いていた。良記事です。

とても丁寧な記事。
女性専用車両への批判を検証しておられて、中でも「潜在的な犯罪者と見なされることで、男性として心理的な苦痛を感じる」という言葉の分析が良かった。

タイトルにある通り「女性専用車両は『男性蔑視』」なのかについてのものすごく丁寧な解説。

本文の注にこうある。

「こうした警戒や恐れ、不安は男性ジェンダーに向けられるので、トランス男性も対象に含まれる。他方で、トランス女性に対する排除は正当化できない」

目が行き届いた記事。

ここまでマトモな男性研究者、久しぶりに見た。

ここまで長文で理論武装しなきゃいけない程、女性専用車両は批判されているのだろうか？むしろ、この記事は差別や蔑視の燃料投下にしかなってない気がする。⇒

「最も重要なことは、女性の痴漢被害の深刻さとその社会的・文化的な背景についての認識です…痴漢被害を軽視しない限り、男性に対する不当な差別だとは言えません。」

「男性の中には痴漢がいる」「若い男性はフーリガンになりやすい」は許されて「外国人の中には不法滞在者がいる」「性的少数者には偽物がいる」は許されない不思議

書かせて頂きました。

全文読んだが結局ピンと来なかった
女性専用車両は男性の痴漢冤罪リスクを軽減するためのものと思うようにする

根拠に乏しいような•••

男性側にも被害があるから、男性が冤罪に合わない車両が必要だと思うよ