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愛のために「結婚制度」はもう廃止したほうがいい、法哲学者の私がそう考える理由(松田 和樹)

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「結婚制度」
廃止→同性婚、夫婦別姓、独身
続投→結婚願望がある人達→独身or恋人持ち(特に女性)、子持ち
政治的、文化的な領域で、かえって超保守的な「愛」とか「家族」のイデオロギーが再導入されそう。個人の主体性を信じすぎている。
「結婚するために子どもを産み育てる必要はないし、子どもを産み育てるために結婚する必要はない。一方は他方の条件となってはいない。」
卒論ゼミで出てきた、公私二元論の問題が「どこに」線引きをするのか、それとも「線引きをすること」なのかっていう論点を思い出した。
法的な家族観を拡張するのではなく、むしろ取り払うことで個別具体的に支援する可能性をひらくアプローチ、今まで考えたことがなく斬新。
子どものため(人類や国家の存続)が主なのか、いま生きている当人の幸せ(愛)のためなのか、目的によってどんな手段(制度)が良いのかは異なるでしょう。

私はこの記事で言われている

>わたしたちは、誰にどの...
原始社会に戻れと言ってるも同然。
私自身、同性カップルの公正証書作成などの仕事でいわば「契約家族」を形成しているわけで、そこは同性/異性、愛情/友愛を問わないし、複数人でも可能かもしれない。任意の人の共同性証明や財産の帰属のための「家族法人」制度があればいいと、拙著で書いたこともある→
要は生活形態の次元のみならず習俗や制度の次元まで全て「個人の自由」とし、選択された責任関係のみを法が表示する提案だが、全く賛成出来ない。
オタクなので、記事冒頭の「 )
法はあなたたちが互いを家族だと思っていようがいまいが、愛してようが愛して無かろうが関係ないと言ってるって記事。確かになぁと思った。
これ、考えてみる参考になるかもです。 →
引用
特定の家族だけをとりだして特別扱いするような法こそ、家族を破壊してしまうだろう。実際、異性カップルだけを特別扱いする法制度は、同性カップルが築く家族を不当に引き裂いてきたのだ。
本人たちが「わたしたちは家族です」「わたしたちは家族ではありません」と言っているなら、それでいいのではないだろうか。なぜ時に法律は文句をつけるのだろう。
「全ての人々が国際的な移動の自由を持っている。」
この ぶん が すばらしい。
この記事で提示される「法のあり方」が本当に素晴らしいと思うし、そうでない法は尊重出来ないとすら思う。
「同性婚を求める人たちは、結婚制度は子どもを産み育てるためではなく、愛のためにあると考えている。」この きじゅつ に わ はんたい する。 ほか わ さんせい。
それは愛か?家族か?を国に定義される違和感を感じてる
個人的な関係の結果、だれがなにを負うかだけ制度がキャッチしてくれればよい、のところがとても好き
這篇很好看。

松田和樹(2022年2月11日),〈 。
重要な提起。「問われるべきは、同性カップルと異性カップルの間で区別し、線を引くことが正当なのかということだけではない。(中略)線引きをすることそのものが正しいのかという点である」「あらゆる愛と家族を大切に思うからこそ、法は愛と家族から離れなければならない」
読んだ。これは良い記事

“「あなたたちは家族だ」「あなたたちは家族ではない」――なぜ法は、このような決定を強制してよいのか? これは正しいことなのか?”
結婚制度を当たり前に受け入れているが今の在り方をずっと続けていくのか否か?
「結婚という法制度は、結婚とさまざまな権利・利益を結びつけて、結婚している人々を優遇する」「法律に、「この家族はあの家族よりも大切だ」というような判断を、させてはいけない」
素晴らしい記事
私はこの提案に全面的に賛同したい
今日は建国記念の日だが、朝日新聞には生活保護解体論、現代ビジネスには結婚制度廃止論と、なかなかにラディカルでたのしい。
「ポリアモリー(複数愛)を自認する人々のように、関係者全員の同意の上で、複数の人と恋愛関係を結ぶ人もいる。三人以上で愛し合い、家族をつくろうとする人たちも、間違いなく世の中にはいる」
愛のために?

法律で「愛」って定義されてたっけ?
『「わたしたちは家族です」
三人以上で愛し合う人たちや、友人として愛し合う人たちもまた、こんな風に言うかもしれない。』
『本人たちが「わたしたちは家族です」と言っているなら、それでいいとするのだ。』

本当にそうあるべき😢
しっくりくる文章でした。
~~
私もそう思います!
結婚制度のお話。
「人々が営む多様な関係のうち、特定の家族だけをとりだして特別扱いするような法こそ、家族を破壊してしまうだろう。実際、異性カップルだけを特別扱いする法制度は、同性カップルが築く家族を不当に引き裂いてきたのだ。」札幌地裁の判決内容もわかりやすかった。良記事。
読みました。こういう方向に考えることもできるのか、と衝撃、そして、考えこみました。
いいなと思いました。
結婚の機能ってことを以前から考えていて。
何度でも読み返したくなる名文
愛と責任を分離する。
一見頷けるが、社会的に権力勾配の下位に置かれる者の保護と言う観点は残しておきたい。
機会均等でない完全な男女賃金平等、そして経済的弱者救済の社会的インフラは必須。
同性婚を認めないことは単なる制度や形式の問題ではなく、“社会”が認める家族観に合致しない家族の存在を否定し線引きをする構造を撒き散らし続けることに他ならない
"ただ、問われるべきは、同性カップルと異性カップルの間で区別し、線を引くことが正当なのかということだけではない。同時に問われなければならないのは、線引きをすることそのものが正しいのかという点である。"
愛のために「結婚制度」はもう廃止… フランス流現行民法が公布された1898年当時の平均寿命:男性42.80,女性44.30。愛によって結婚し離婚無しというキリスト教はユダヤ教のアンチテーゼ。イスラム法は離婚認める。時代求める制度構想も法哲学の役目
”家事の分担や、共同生活の中で築いた財産の帰属先、自身の財産の死後の行方についても、当事者が自由に選択・合意すればいいのだ”
憲法でうたわれている個人の自由や尊厳を、現在の法制度は踏みにじっているという話。

入院患者との面会資格や、万が一のときに患者の代理で医療に関する決定をする資格についても、患者の「家族」関係を尊重するというアプローチで対処する必要はない
「婚姻制度は愛のためにある」
命題に妥当性がない。

近代国家は安定した人口増加が経済と軍事の鍵であり、その予測可能性のためにつがいの数を正確に把握する必要があったにすぎない。
愛を確かめたいだけなら、中世の頃のようにそのへんで勝手に式を挙げてしまえばよい。
平均4ページの論稿が多数を占める中で、9ページにわたる結婚制度廃止論を法哲学者の松田先生が本日公開した。日本のひとたちはこの意味を考えなくちゃならないよ。
同性婚から進んで、結婚制度の意義とあり得る形を分かりやすい言葉で書いていて、必読。

"つまり、法は、わたしたちが愛し合っているかどうか、家族であるかどうかに、関心を持たなくなるのだ。"
論旨は理解できるが💦
経済諸関係が解消されないと無理だよ❓
もっと解りやすく言えば”所有関係”が解消されないと純粋な愛による結合は出来ません💨

この記事こそ(控えめに言って)10年以上前ならいざ知らずという内容のものだと思います。
掲載媒体はこちらとかをお読みになって近代化を頑張ってください。
戸籍を破壊し日本を乗っ取りたい勢力
松田さんだ!
このタイミングで読まれるべき文章。是非。

「あらゆる愛と家族を大切に思うからこそ、法は愛と家族から離れればならない。
むしろ、人々が営む多様な関係のうち、特定の家族だけをとりだして特別扱いするような法こそ、家族を破壊してしまう」
共同親権の問題も、こういう視点で考えるべきだろうな。
一気に婚姻制度廃止ってのは難しいから、同性婚や別姓婚など「婚姻」の幅を広げて、婚姻制度そのものを再生産や「家制度」的なものから切り離していくしかないよね、みたいなことは友だちと話してたので、この記事にも頷くところも多かった。
個人の自立的思考と成熟が必要そうだし、そうなるための教育が要りそう!
でもなんか婦人問題のえらい人が、先に制度!と言っていたのも同意なので、いいかもせん。

愛のために「結婚制度」は廃止したほうがいい、法哲学者の私がそう考える理由
わかりやすいしおもしろい。
結婚という公的なパートナーシップ、そろそろ変えてもよいよね。
松田和樹とかいう学者さんだそうで、そこまで個人個人の目先の選択を正しいと措定できる前提はなんなの? ◆ 児童虐待だって、家庭の「選択の自由」から起こってるんですけど。
問題点がとても分かりやすかった。個人の(とくに弱い立場の)自由と権利が守られる法整備があれば婚姻制度はなくていいと思う。
松田和樹さんの結婚制度廃止論、シンプルにめちゃくちゃいい文章なので、ぜひぜひ読んでください。
〈同性婚を求める人たちは、結婚制度は子どもを産み育てるためではなく、愛のためにあると考えている。二人は愛し合っている。それゆえ、法律は二人の結婚を認めるべきだ。これこそが、同性婚の主張だ〉
〈同性カップルも異性カップルも、同じように愛し合っている。二つの間に線を引くことはできない。同性同士でも異性同士でも、愛し合うカップルであれば、結婚を認めよう。それはそうなのだろう。しかし、愛は、同性カップルと異性カップルだけのものなのだろうか〉
〈問われなければならないのは、線引きをすることそのものが正しいのかという点である。「あなたたちは家族だ」「あなたたちは家族ではない」――なぜ法は、このような決定を強制してよいのか? これは正しいことなのか?〉
〈同性カップルと異性カップルの間で線を引くことは、本当に正しいのだろうか。正しい、と主張する人もいるだろう。この主張は、「子どもを産み育てること」に注目することが多い。(…)しかし、この主張はおかしなものだ〉
松田和樹さんに書いていただきました。法哲学の観点から「結婚制度の廃止」を提案・検討する記事です。法が人々の関係のあり方に「線引き」をしてしまうことの問題を素晴らしい文章で分析してくださっています。とても真摯な問題提起です。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
〈法律上の家族として認められ、これらの資源を受け取るためには、異性カップルでなければならない。これに対して法律は、同性カップルに「あなたたちは家族ではない」と言い、そうした資源を与えない。こうした区別が正しいものなのかは、問われるべきである〉
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