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東京五輪失敗の根本原因はコロナではない 経済思想家・斎藤幸平

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命より金。勝利至上主義や能力至上主義、弱者へのしわ寄せや過大な環境負荷。五輪は様々な意味で資本主義の縮図であったように思える。
「スポーツは健康に資するだけでなく、対話、協調性、他者の尊重などを学び、発展させていく機会を与えてくれる真剣な「遊び」である。そこにお金や能力による垣根はない。スポーツは<コモン>なのだ」
経済成長、科学技術の発展以前に人々の成熟を最優先に考え、目指していく。その先にはきっと脱成長やコモンが待っていると思う。
巨額の血税を注いで開催される五輪のようなメガイベントを、米国の政治学者ジュールズ・ボイコフは「祝賀資本主義」と批判。
人々がお祭り騒ぎで浮かれているスキを狙って、政府の大型支出によって潤う企業が利権をむさぼり、その大きなツケを国民に背負わせる。
その通りだ!!
資本主義に喰われた五輪、スポーツ。
その浸食に気づかないまま、今後も五輪は続く。
勝利至上主義・能力至上主義をメディアも嬉々として垂れ流す。

本当の価値を考え直したい。
なるほど、わかります。
人々がお祭り騒ぎで浮かれているスキを狙って、政府や開催都市の大型支出によって潤う企業が利権をむさぼり、その大きなツケを国民に背負わせるのが、「祝賀資本主義」である
競い合うことでしか自己達成感を得られなくなってしまった現代で、本来の(あるいは理想的な)豊かさをもたらす人間らしい営みとは何なのか。 氏の言葉はいつも胸の深いところをギュッと握ってくる。苦しいけれど、考え続けたい。
僕はこれを全面的に支持します!
《人々がお祭り騒ぎで浮かれているスキを狙って、政府や開催都市の大型支出によって潤う企業が利権をむさぼり、その大きなツケを国民に背負わせるのが、「祝賀資本主義」である。》
直球勝負の資本主義批判。資本の自己増殖装置は地球が終わるまで運動し続ける。五輪さえその機械の一部に組み込まれている。地球一個で賄いきれない経済活動から早く卒業しよう。
全面的に支持します!
素敵で健全なスポーツとは何かを考え直すきっかけにできれば日本もまだまだ捨てたもんではない。是非斎藤氏の文章を読んで欲しい。
「五輪は環境問題の視点からも批判されるべきである。五輪以降はほとんど使用されない大型施設の建設に始まり、大量廃棄される選手村の空調設備にいたるまで、環境負荷のオンパレードである。4年ごとに各地で開催するたびに巨大な環境破壊が進む」
相手を打ち負かす姿に感動したと思ってしまうのは、他の人よりお金持ちになりたい願望や、ライバル会社を打ち倒してもっと成り上がるんだといった、資本主義のベースにある価値観や発想と非常に親和性が強いからだという事実に目を向けるべきだろう。
先生、その通りだと思います。
五輪閉幕に合わせてAERAに寄稿しました。菅政権でも、コロナ禍でもなく、資本主義vs脱成長いう観点から五輪の失敗を論じています。スポーツをコモンにするために、『人新世の「資本論」』と合わせてお読みください。
私から斎藤くんに新しい名前をプレゼントしよう。

「ムカツクガイコツ」これでどうだい?
【斎藤幸平★『人新世の「資本論」』】

五輪閉幕。「感動」で危機をごまかすスポーツウオッシュから逃れるために。斎藤さんの特別寄稿です、ぜひ↓


「金儲けの道具と化した五輪は、もはや正義ではなく、人々を抑圧する装置」
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