「能力主義に重きを置くのはなく、エッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会へ転換するべきです。誰でもできる仕事かもしれない。でも、それが社会を支えたのです」

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正論だと思いますが、道は遥かに遠い！

「どのようなテクノロジーを開発し、投資すべきか判断するのは私たち次第で、社会的、政治的な選択」

新年から刺激的なインタビュー。私たちはどんな世界と未来を選びとるか。

「能力主義に重きを置くのはなく、エッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会へ転換するべきです。誰でもできる仕事かもしれない。でも、それが社会を支えたのです」

サンデル教授と未来の「働く」を考える
サンデル教授が考えているのは、大学などに偏った教育への投資を、他に振り向けることだ。例えば、配管工は大学の学位は必要としないが、尊敬されるべき仕事。こうしたスキルを若者達が学べる場を増やすことを提案する。

近著では能力主義に重きを置く社会ではなくコロナ禍を支えたエッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会への転換を説いている、と。→

「成功者」たちは、「努力し、能力が高いからこそ得られた結果」と信じて疑いません。こうした「行きすぎた能力主義」に、コロナの流行が新たな疑問をもたらしたとサンデル教授は語ります。※有料登録で全文読めます

「民主主義は完全な平等を必要としませんが、異なる社会的背景、異なる人生を歩んできた人が、互いの違いを知り、尊重する方法を学ぶことだと思います」

「「成功者」たちは、自分たちが努力し、能力が高いからこそ得られた結果だと信じて疑いません。しかしこれは往々にして、親や家族などから恵まれた環境が与えられていたに過ぎないということです」→サンデル教授と未来の「働く」を考える（朝日）

サンデル教授は、新自由主義は幻想だったといいきる。世の中は荒れて、貧しい人が増えただけだった。

日本は、どこの国より痛い授業料を払っている。

まったくの誤魔化しだった、 の看板の裏で、お友達利権に莫大な国費を浪費され、未来の可能性を潰された

「ここ数十年で、民主主義社会は公益の感覚を失いました。市場信仰や拝金主義が私たちを支配し、相互に責任を負う『共通の運命をともにする』という感覚を侵食してきました」

【民主主義社会は公益の感覚を失いました。市場信仰や拝金主義が社会を二極化させ、分断した。自分が属する共同体全体に配慮し、献身する「共通善」を失わせ、不平等を生み出した】

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【コロナ禍】

「自宅でオンライン会議をし、感染リスクから身を守りながらテレワークができた人たちの一方で、そういう「ぜいたく」ができない労働者もいた」

サンデル教授と未来の「働く」を考える
能力主義に重きを置く社会ではなく、コロナ禍を支えたエッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会への転換をするべきです。誰でもできる仕事かもしれない。でも、それが社会を支えたのです。

まずはここを自覚することから始まる。

「経済的なヒエラルキーの上位にいる『成功者』たちは、自分たちが努力し、能力が高いからこそ得られた結果だと信じて疑いません。しかしこれは往々にして、親や家族などから恵まれた環境が与えられていたに過ぎないということです」

これね。:

サンデル先生の「運も実力のうち」の中には、労働組合による職業訓練の話も出てきてましたね。

その通りです。

記事より
私の近著では、能力主義に重きを置く社会ではなく、コロナ禍を支えたエッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会への転換を説いています。誰でもできる仕事かもしれない。でも、それが社会を支えたのです。

「コロナは、私たちの日常生活が普段は見過ごしがちな労働者に支えられていることを実感する機会にもなりました」

教授は、「労働の大切さと対価の必要性を議論するべきときが来た」と指摘します。

CNNのザカリア兄貴が述べてたのは、
昔の指導者層（WASP）は自分は良家に生まれたから今の地位にあるだけという含羞の念があった。

峯村健司さん( 【視点】ハーバードに在籍していた７年前、サンデル先生と議論した時よりも、今の民主主義、自由主義への危機感が強まっている印...

「社会で大きな価値観を変えるときに私たちを結びつけるものは、それは仲間である市民です。二極化の危険を避け、一つになってより良い未来を求める姿。そういう姿を私は願っています。」

氏が指摘したのはコロナ禍でも在宅ワークで職の不安ない人と、在宅できない職業で非正規の人との格差。私の見方は家に引きこもって生きれる人が優勝で、交流範囲や移動範囲が広いことを是としたリア充の底辺化です

サンデル教授と未来の「働く」を考える #

経済の規制緩和のような新自由主義的なアプローチは感染対策には役に立たず、二極化と不平等を生み出すだけ、と⇒

市場経済で言えば「お金」のように社会で大きな価値観を変えるときに私たちを結びつけるものはそれは仲間である市民です二極化の危険を避け一つになってより良い未来を求める姿そういう姿を私は願っています

「お金」という現代社会における「唯一神」が君臨する中で分断や格差を乗り越えた社会を生み出せるのかどうか。

"どのようなテクノロジーを開発し、投資すべきか判断するのは私たち次第で、社会的、政治的な選択だからです。もしこうした懸念があるのならば、専門性の低い労働者の生産性を高めたり、補助したりするような技術に投資するべきだと思います。"

中卒→大卒→弁護士を経て、社会の対応が全く異なることを実感してきた。今の社会制度は、非大卒者等の「専門性の低い労働者」が努力をしてこなかったからだと疑わない人達によって作られている

『コロナで新たな変異株が次々に発生する理由の一つが、先進国がワクチンの供給を独占していること』とも。

日本の新聞って、サンデルみたいな穏健で当たり障りのない知識人が好きだよね。

峯村健司さん( 【視点】ハーバードに在籍していた７年前、サンデル先生と議論した時よりも、今の民主主義、自由主義への危機感が強まっている印...

《私の近著では、能力主義に重きを置く社会ではなく、コロナ禍を支えたエッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会への転換を説いています。誰でもできる仕事かもしれない。でも、それが社会を支えたのです》

「私たちの中には一流大学を卒業した人もいれば、大学の学位を持っていない人もいる。でもそれが一つになることは、最高の民主主義だと思うのです」

「ここ数十年で、民主主義社会は公益の感覚を失いました。市場信仰や拝金主義が私たちを支配し、相互に責任を負う『共通の運命をともにする』という感覚を侵食してきました。それは私たちの社会を二極化させ、分断した」「『共通善』を失わせ、不平等を生み出しました」

"テクノロジーが専門性の低い労働者に取って代わろうとしている、というシナリオは、疑問視されなければならないと思います。どのようなテクノロジーを開発し、投資すべきか判断するのは私たち次第で、社会的、政治的な選択だからです"

コロナ禍で見えたのは、自宅でオンライン会議をし、感染リスクから身を守りながらテレワークができた人たちの一方で、そういう「ぜいたく」ができない労働者もいた、ということです

「コロナは、私たちの日常生活が普段は見過ごしがちな労働者に支えられていることを実感する機会にもなりました。労働の大切さと対価の必要性を議論しなければいけません」

コロナの流行で何が浮き彫りになり、どんな変化がもたらされたのか、｢白熱教室｣でおなじみの米ハーバード大のマイケル・サンデル教授に伺いました。
峯村編集委員のコメントで、バイデン、岸田、習近平の三政権への考察は、なるほど感があります→

サンデル教授の言うように、コロナ禍でも危険を賭して働いたエッセンシャルワーカーの賃金の方がテレワークで働ける人よりも安いのは理不尽だし、それを能力の問題で片付けるのも間違っている

守る対象を見誤っているかと。
例えば、ギグワーカーがコロナ禍でリスクを負って配達してくれた。その仕事をAIが取って代わればギグワーカーもリスクを負う必要が減る。
それとギグワーカーらの仕事を生産性向上させるツールの開発は矛盾しない。
そして、

ここ数十年で民主主義社会は公益の感覚を失いました。市場信仰や拝金主義が支配し、自分のためだけでなく、共同体全体に配慮し、献身する「共通善」を失わせ、不平等を生み出しました。

とかいう大ウソをめぐって

「ウーバーイーツは・・その配達員は会社と雇用契約を結んでおらず、非常に不安定な立場です。こうしたネットを通じて仕事を請け負う「ギグワーカー」は、会社の健康保険にも入っていないし、病気休暇ももらえない。」

形式民主主義はいかようにも料理できるという典型。 ＝＞

コロナ禍で見えたのは、自宅でオンライン会議をし、感染リスクから身を守りながらテレワークができた人たちの一方で、そういう「ぜいたく」ができない労働者もいた、ということです。

峯村健司編集委員( 【視点】ハーバードに在籍していた７年前、サンデル先生と議論した時よりも、今の民主主義、自由主義への危機感が強まってい...

記事より↓
「成功者」たちは、「努力し、能力が高いからこそ得られた結果」と信じて疑いません。こうした「行きすぎた能力主義」に、コロナの流行が新たな疑問をもたらしたと、、、

行き過ぎた実力主義と社会の不平等を顕在化したコロナ禍。それは暮らしを支えた「仕事」からも見えてきます

「白熱教室」でも知られるハーバード大のマイケル・サンデル教授に、コロナ禍における民主主義のゆくえを尋ねたインタビューです。新自由主義の行き過ぎがもたらした格差や分断を乗り越えるため、私たちが目指すべき社会のありようは何かが語られています。

峯村健司さん( 【視点】ハーバードに在籍していた７年前、サンデル先生と議論した時よりも、今の民主主義、自由主義への危機感が強まっている印...

サンデル教授の記事を読み、このツイートを思い起こしました。
↓
数十年で、民主主義社会は公益の感覚を失った。市場信仰は、相互に責任を負う「共通の運命をともにする」という感覚を侵食。社会を二極化させ、分断。
しかし、

コロナでも休めず働くのは医療従事者だけではない。なのに彼らへの補償は？

「変異株が次々に発生する理由の一つが、先進国がワクチンの供給を独占していること」
「新自由主義的なアプローチは感染対策には役に立ちません」
「格差が大きすぎると、パンデミックを終わらせるのが非常に難しくなる可能性」
サンデル教授による新自由主義への警鐘です。👇

この人、いつもそうだが、相反する価値をポンと示して「さてどっちだ？」しか言わない。若い方達は、二者択一で答えを選ぶ思考ではなく、第三の選択肢を探ってみてください→

「私は、大学などの高等教育ではない他の教育にもっと投資すべきだと考えています。大学の学位を持っていない人のための職業訓練や技術訓練が、それに含まれます。」

政治哲学者のサンデルさんがエッセンシャル・ワーカー論です。

"ロックダウンの中、自宅の玄関まで食料品を届けてくれた配達員のお陰で、私は混雑したスーパーに行く危険を冒さずに済みました。リスクを引き受けてくれたのです。"

《製薬会社は、記録的な速さで新型コロナウイルスのワクチンを開発しました。一方、発展途上国の人たちはマラリアや他の熱帯病のワクチンや治療法をどれだけ長い間、待っていたことでしょう。これは熱帯病に苦しむ人々の「市場」がはるかに小さかったためで、…》

「製薬会社は、記録的な速さで新型コロナウイルスのワクチンを開発しました。一方、発展途上国の人たちはマラリアや他の熱帯病のワクチンや治療法をどれだけ長い間、待っていたことでしょう。これは熱帯病に苦しむ人々の「市場」がはるかに小さかったためで…」

お正月休みも今日までという方、多いと思います。ハーバード大、マイケル-サンデル教授のインタビュー、仕事モードへの頭の切り替えにちょうどいいかもしれません

「異なる社会的背景、異なる人生を歩んできた人が、互いの違いを知り、尊重する方法を学ぶことだと思います。」

ロックダウンの中、自宅の玄関まで食料品を届ける配達員が、リスクを引き受けてくれた。労働の大切さと対価の必要性を議論すべきという。

ぬるい。このぬるさが彼が使われる理由か。→

近著で、社会の格差を「能力主義（功績主義）」の側面から説いた米ハーバード大のマイケル・サンデル教授は、「労働の大切さと対価の必要性を議論するべきときが来た」と指摘します。

いつまでもサンデル教授じゃないだろう。この人に意見を求めて腹に落ちる明快な解が閃いたことはない。

新型コロナの流行で、様々な「社会的弱者」が顕在化しました。

米ハーバード大のマイケル・サンデル教授は、「労働の大切さと対価の必要性を議論するべきときが来た」と指摘します。

確かに自分の職場もロボットへの置き換わりが少しずつ進んできている。ひとの方が使い捨てられる未来を迎えない様に考えないといけないね。

コロナで露呈した市場信仰の限界。

> 自宅に料理を届けてくれるウーバーイーツの配達員は会社と雇用契約を結んでおらず、非常に不安定な立場です。こうしたネットを通じて仕事を請け負う「ギグワーカー」は、会社の健康保険にも入っていないし、病気休暇ももらえない

＞コロナ禍を支えたエッセンシャルワーカーのような人たちにこそ敬意を払う社会への転換
＞民主主義は～、異なる社会的背景、異なる人生を歩んできた人が、互いの違いを知り、尊重する方法を学ぶこと