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~のよ、~だぜ…人気翻訳者が女言葉・男言葉を「必要悪」と言う理由

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これけっこう面白い話で、少女漫画誌と少年漫画誌を比べてみた論文とかもある(結果としてはほぼ同じくらいの割合で使われている)。ほぼ日本語だけの特徴だしね。まあ文脈的には相手をバカにしたいだけなんだろうが。
『ら抜きの殺意』を思い出した。
うちの父ヒロシはまったく本を読まない人間なので、翻訳といっても何のことやら? と思っていたようですが、先生が朝日新聞に載っていると教えると、とりあえず、あやしいことに携わっているわけではないと理解したようです。新聞の威力はまだ有効ですね……
今までずっと違和感を持ってた。興味深い記事だ。
キャラ付けの為には必要だと思います。感情が高ぶったシーン等で口調を変える事もできますし。他にも「ええトコ」の口調とか。
そう言えば翻訳って、女言葉男言葉めっちゃ出てくる。日頃使わないよねこれ....
「訳文に『わ』や『さ』を平気で使う人は非常に多いですね。女性はこう話す、男性はこう話す、と刷り込まれているように見えます。翻訳とはそういうものと思い込んでいるのかもしれません。ジェンダーの問題もありますが、それ以前に人間がしゃべっているように思えません」
実に興味深い記事。近年は女性キャラでも例えば『S.W.A.T.』のクリスや『マクガイバー』のライリーのように女言葉を話さない吹き替えが増えている。でも『私立探偵マグナム』(2018年版)はヒロインのヒギンズが、気の強いキャラだが女言葉を使う。実に微妙なのだ。
10/25-29
『アーサー・ビナード 午後の三枚おろし』
今週のテーマは「 女ことばは「女性は女性らしい言葉遣いを」と求める風潮は強い。
女性の言葉に何が期待されているのだろうか。
字幕では相当困難だと考える。

使用する量は減らせても、完全に取り除くことはできないのではないか。

というのも、字幕は「同じ語尾を続けない」という基本ルールがあるため、日本語の特性「動詞(常体)はウ段で言い切る」と共存させるためにも役割語を使っているからだ。
なるほどなあ。老人や博士などの「〜じゃ」などの役割語もどうなるのか、気になるところ。
「書き手が日本語を知っていたら、どういうふうに書いただろうか」
これ自分にはピンとこないんだなあ。それには例えば「ヘミングウェイがこれまでの経験と知識をそのままに突如日本語が母語の作家にメタモルフォーゼしたら?」みたいな、なろう小説並みの飛躍が要りそうだし
ほんとに今のメディアの編集者の見出しの付け方は杜撰または読ませるためのミスリードが甚だしすぎる。
これは「必要悪」でなく「最低限」という話だろう。
男女に特有の言葉遣いに限らず、フィクションで役割語を使うのはそこまで違和感ない気もする。

ただ、それが実写作品になると違和感が強まる場合が多く、創作でないインタビューでは避けてほしい……。
メリハリが必要なのはよく分かる。子供の頃に図書館でシャーロックホームズのティーン向け短編集は読み易かったのが、長編だと一般向け文庫しか無くて読んでみたら一気に登場人物の判別が難しく感じた。
「最小限」というアプローチ、とても良いなと思った。人物の訳し分けに関してライバルシリーズ翻訳ですごく楽しかったのはキャラの口調での翻訳。表現を探してる時に脳内で声優さんの声で訳した台詞が再生されるとそれでいけるな、って進めていけた。同人翻訳の醍醐味です🙏
「役割語」でも、ジェンダーに関わるものは「必要悪」と評されるのが現代。仕方ないけど、必要なんですよね…キャラをハッキリさせる必要があるフィクション作品では。
ソードマスターヤマト誤植編の担当なんだせ
「日本語の論理の中で考えるとともに、英語そのもの、英語の論理とか生理とか、そういったものを同時に残していく。両方を含んでどこかのところで折り合いをつけることでいつもやっています」
新版ムーミンでは、スナフキンの口調「〜だぜ」を変えたかった…
時代は変わる。
私も使うときは、登場人物や時代を想像して、ひとしきり悩んでから使う。悩んでる時間が長いけど。
日本語の論理の中で考えるとともに、英語そのもの、英語の論理とか生理とか、そういったものを同時に残していく。
文字レベルで区別するために使うのは仕方がないと思う一方で、そのまま吹き替え版の台本になって声優さんの魅力的な声に乗ると女言葉・男言葉感がブーストされる感じはある。
越前さんの「役割語は必要悪であり使わざるを得ない時以外は極力避ける」という考え、自分はあまりに消極的だと思う。役割語は積極的に上手く使えば物語をより豊かに出来ると自分は思うんだけどな。
ほんとに嫌なんだよなこれ。
—-
「英語の場合、セリフの中に『she said(彼女は言った)』や『he said(彼は言った)』がやたらと入ります。これで話す人が女性か男性かがわかるんです。でも、日本語で同じことをやったらうるさいし」
文字の媒体は映像の媒体と違って、顔は見えないし声は聞こえません。僕が翻訳するフィクションの世界の場合、メリハリをつけざるを得ないということがあります
必要悪って、あーた。わかりやすいから使います。悪いこととは思いません。くらい言えばいいのに。
あまり馴染みのない国の小説を読んでいると、人物名が出てきても男か女か誰かわからなくて混乱することがある。あまり馴染みのない国の小説はあまり読まないけれど。
小説などの創作物に「役割語」が必要悪なのはまだ理解できる。しかし実在する人物の吹き替えを〜のよ、〜だぜ、と訳するのは違和感しかない。普通に「です」「ます」に訳せばいいだけでは。
役割語の話
写真が…
え?「悪」なの?
金水敏先生のいう役割語じゃん。
語尾の「わ」は関西弁なら男女問わず使うし、記事中の「男言葉・女言葉」は性別関係なく使ってるだろ。チャットとかでは特に。
文学論として面白いな。
村上春樹さん、柴田元幸さんと鼎談してほしい。
役割語について、『ダ・ヴィンチ・コード』など多数訳されている越前敏弥先生が語っています。
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ジェンダーがどうとかじゃなくて、偉大なるマンネリという奴ですわ(お嬢様風
泥棒=唐草模様と同じようなものですわ(お嬢様風
「翻訳の仕事を始めた当初は『だわ』や『だよ』を今よりも使っていました。ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』の翻訳を出したのが2004年です。このときは主人公のソフィーの発言に『わ』をつけています」 文芸翻訳の第一人者 さんが語る
プリントアウトして、とっておきたい記事。そうなんです必要悪なんです…。

会員だけが読める記事にしないで、公開してほしい~~~!!(私は月に50本だけ記事を読める有料会員)
この語尾、わざと使うことも多いのよ。だってTwitterだぜ。
翻訳小説を読んでいると、女性なら「そんなこと言ってないわ」とか、男性なら「俺は平気さ」といった言い方が登場することが少なくない。
『「ただ、これは付け加えておきたいのですが、半世紀ほど前の日本のドキュメンタリー映像を見ると、実際にこうした語尾で話す人たちがでてきます。僕もクラシックものの翻訳では、女言葉や男言葉を、現代ものの場合よりちょっと多めに入れます。』
前から気になっていた、翻訳で登場する「のよ」「なの」「だぜ」「さ」といった女言葉や男言葉。我々はほとんど使わないのに、なぜ? 文芸翻訳者の越前敏弥さんに聞きました。すると
すごく気になっていたこと。
「僕が翻訳でいつも言っているのは、書き手が日本語を知っていたら、どういうふうに書いただろうか、です」
こうした表現をまったくやめたら読者は誰が話しているかわからなかったり生きたセリフをしゃべっているように感じられなかったりする、と。→
タイトルがしっくり来てないけど面白い記事だった
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