ここでいう「いったんご破算」があったか否かで生じる違いは の言う保守主義・リベラル・左翼の関係に通じるものがある訳です。フランス革命etc.の詳しい経緯とそのことの是非はさておくとして、「文脈の違い」は当然生じるでしょう。

これマジで保存版じゃない？

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が反対しましたが、その理由は。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

保守派議員が強い反対で、自民党が国会提出を見送った「LGBT理解増進法案」。なぜ反対し続けるのか。そして、保守派でありながら成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。中島岳志・東京工業大教授に聞きました。

極右と極左はliberalではない。自民党がliberalでないとすれば、不自由非民主党に乗っ取られ、極右になったのだろうと思うのです。

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が強く反対しましたが、なぜなのか。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

おきさやか（Sayaka OKI） on Twitter: "全体の考察は興味深いし自民党分析としてはなるほどです。 が、冒頭のフランス革命の分析とリベラルの位置付けについてはちょっと… "

興味深さに金払ってしまったが読んだ甲斐があった。そして稲田朋美に対しての印象がガラリと変わった。今後の動きを注視したくなった。

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が強く反対しましたが、なぜなのか。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

“南京大虐殺や慰安婦問題を巡り、アジア諸国では到底受け入れがたい発言を繰り返してきました。リベラルな人たちから本物と見られていないのは、そうした過去と向き合ってないからです。「今のままでは総理大臣になれないから路線変更したのか」くらいにしか思われていない”

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が反対しましたが、その理由は。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

個人的にはここでの中島氏の見方には賛同出来ない。

政治は白か黒かではないのは確か。だからこそ皆その先をどう考えているか本音をちゃんと伝えて欲しいのだけど。目先のことしか考えていないならそうだ！と。そうしたら避けられる。

中島先生のお話がタイムリーに。

■

「差別は許されない」という文言が入ったことに自民党内で保守派議員が強く反対し、「LGBT理解増進法案」は通常国会への提出が見送られました。
［

「（本来の保守思想とは）江戸時代から続く老舗が創業の精神や伝統の技法を守りながら、時代によって味を変えていくのと同じで、『大切なものを守るために変わらないといけない』という考え方」。
■

この人のオチ、大体保守は正しいだが、日本の保守は保守じゃねえよ、と毎回突っ込む。

なんか、ちがくないか？ ちょこちょことおかしな独自研究をはさんでくるのが気になって、なかなか読み進められなかった。

面白い記事だった

稲田氏にモヤーーーッとしてたのを自民党の分析から含めてとってもスッキリしてくれた！
そーなのよね…稲田さん…そうなんです…

自民党分析おもしろい。

全国紙が大臣の職に就いているわけではないイチ議員を「信用できるのか」という見出しで記事にしてしまうところが毎日新聞の近年の偏向度を示してるのではないか。

野党のみなさんに頼むから読んでほしい記事↓
野党は理性的「べき論」口撃をあえて一切封印し、むかしの自民党保守ハト派の役割を担うべき。無党派層が「そやな」とのれる受け皿になるのに、対決姿勢が鮮明過ぎると別の文脈(右とか左とか)に吸収されてしまう。

「稲田氏は南京大虐殺や慰安婦問題を巡り、アジア諸国の人たちの間では到底受け入れがたい発言を繰り返してきました。…過去の自分の言動に関してきちんと説明をして初めて、LGBTに関する取り組みにも説得力が生まれるのです。」

＜もし稲田氏が過去の自分に向き合うのなら、これは大きな希望になる可能性があります。

「世の中は自己責任がいいのか、お互い様と言えるのがいいのか。わきまえるパターナルな社会がいいのか、個人が尊重されるリベラルな社会がいいのかと考えましょう。そして野党が②がいいでしょとシンプルに提示できたら、国民も自分たちの民意を反映する政治を選択できる」

「 を筆頭とする今の 主流派の存在は、これからの日本にとっては『害悪』でしか無いのだ！

“保守には…「懐疑的人間観」があり、その人間観は自分にも向けられます。「自分の認識も誤りがあるかもしれない」と思えば、「他の人の意見も聞いてみよう」と考えます。…保守とリベラルは相反する言葉ととらえられていますが、思想史的に考えると、保守はリベラルなのです”

LGBT理解増進法案の問題に限らず、いまの日本における「保守vsリベラル」「右vs左」の対立と分断について、歴史的系譜をもとに整理して解きほぐした、とても学びの詰まったインタビュー。

三年前かな
この写真を撮った時も同じ「保守」とはというテーマで、中島さんが語ってくれたのを覚えています。すぐに本を買って読んだのを覚えています
大好きな写真をだったので、使ってくれてありがたいです

バーク『フランス革命についての省察』は1790年の刊行でまだ粛清らしい粛清はないから、フランス革命の説明としてならともかく、バークによるフランス革命批判を説明するものとしては刊行以後の事柄まで盛り込んでいてあまり良くない。

「鍵は稲田氏にある」と語る中島岳志・東京工業大教授に話を聞きました。

非常に説得力を感じるインタビュー。野党のみなさん。中島氏の指摘をぜひ参考にして、「お互いさま」の社会を望む大多数の民意を政策として実現してください！

挫折を経験して変わったのはある程度の確度はあると

「近代日本の「家」制度を守ることを自分たちのあり方と捉え、それがアイデンティティーになってしまっていると思います。そして「それは違う」と言ってくる人を左翼とみなし、左翼に負けてはいけないという感覚が非常に強い」

「「日本人なら夫婦同姓でなければ」「異性愛でなければ子孫が残せない」などと言うのは単なるパターナリストです。「リベラルな保守」であれば、家族や性に関する個人的な価値の多様性に寛容になり、権力が内面に踏み込むべきでないと考えるはずです」

「保守」とは本来「大切なものを守るために変わらないといけない」という考え方。「人は間違うかもしれないという「懐疑的人間観」があり、その人間観は自分にも向けられます」「保守はリベラルなのです。むしろ、歴史的に見て左派の方がリベラルではない」

的確な指摘。自民党には本来の意味でのリベラル保守（宏池会）と、パターナリズム（家父長主義的）一派（清和会）が存在してて、亜流のパターナリストが保守面してる、と。→

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が強く反対しましたが、なぜなのか。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

中島岳志・東京工業大教授にきく 保守派は、差別を許さないという、当然とも思える内容になぜ反対し続けるのか。そして、保守派でありながらLGBT法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。（藤沢美由紀） 毎日新聞

「保守かどうかということよりも、世の中は自己責任がいいのか、お互い様と言えるのがいいのか。またわきまえるパターナルな社会がいいのか個人が尊重されるリベラルな社会がいいのかと考え」よ

保守とは何か、エドマンド・バークから辿る。

"稲田氏が今、リベラルな人たちから本物と見られていないのは、そうした過去と向き合っておらず、説得力もないからです"

トランスを理解しましょう
そういう広報活動をするなら誰も何も言わない

差別を武器に出来る論をだすから反対される

そもそも
LGBというけど同性愛者と両刀という趣味趣向
Tと一緒に語るなよ

学びが多かった。
保守に興味が湧いたし。

あと、どんな立場であっても
自分を外にさらして
変化を厭わない気持ちで
学び続けることは大事だなと
改めて思った

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が強く反対しましたが、なぜなのか。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

啓蒙主義と革命が結びついた状況で反革命を自己規定したバークの議論を、その文脈抜きにそのまま援用しても「真の保守聖杯」探しにしかならない。／

最近読んで面白かった「自分ごとの政治学」の著者の方だ。有料記事…！

安倍政権が続きすぎた問題がとても重いですね。自民党は安倍総裁の下で衆院選を3回も戦い、いま自民党衆院議員では3回生以下が約5割になっています。つまり半分は安倍氏に選んでもらった人たち

稲田氏が今、リベラルな人たちから本物と見られていないのは、そうした過去と向き合っておらず、説得力もないからです。「今のままでは総理大臣になれないから路線変更したのか」くらいにしか

いろいろわかりやすかった。
この部分も。
「今のままでは総理大臣になれないから路線変更したのか」くらいにしか思われていない。過去の自分の言動に関してきちんと説明をして初めて、LGBTに関する取り組みにも説得力が生まれるのです。

保守派でありながらLGBT法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。「この問題の鍵は稲田氏にある」と語る中島岳志・東京工業大教授（日本政治思想）

"日本の平均的で良心的な、圧倒的大多数の層は…多様性は保証されていた方がいいし、極端な格差社会は嫌だと考えている、穏やかなこの人たちの支持を野党が獲得しなくてはいけません。"

中島さんの分析は面白い。「リベラル保守が本流であった自民党が今や単純なパターナリズムになっている」>>>

ご参考まで(以下記事より）
日本の平均的で良心的な、圧倒的大多数の層は、多様性は保証されていた方がいいし、極端な格差社会は嫌だと考えている、自民党が狭いパターナルな世界に固執する中、かつての保守本流の役割を野党が担えたら、チャンスですね。

面白かった

安倍政権下で当選した自民新人議員たちには、「権力は法で縛られる」という基本的な部分を知らない連中が多い。トップが率先してそういう規範を無視するからなあ。

LGBT法案成立のために駆けずり回っている保守派の理解者と、LGBTコミュニティの間で対立を煽るようなタイトルを掲げて、この先は有料です、は無いだろう…。毎日はLGBT法案を潰すつもりなの？

＞保守には人は間違うかもしれないという「懐疑的人間観」があり、その人間観は自分にも向けられます。「自分の認識も誤りがあるかもしれない」と思えば、「他の人の意見も聞いてみよう」（略）そしてその言い分に理があれば合意形成していくのが、本来の保守政治

(ｺｸﾘ)

保守本流であった宏池会が、亜流であった清和会に安倍総理によって逆転させられたと。長期政権によって亜流が過半数になってしまったと。

稲田さんの変化、ありように具現化しているもののうち、日本社会や世界の今後にとってcriticalな評価軸って、絶対主義的、排除主義的なものとどう向き合うのかではないか、と考えてみている。

全体の考察は興味深いし自民党分析としてはなるほどです。
が、冒頭のフランス革命の分析とリベラルの位置付けについてはちょっと…

中島岳志・東京工業大教授。自民党内で本流である「リベラルな保守」と「単なるパターナリスト」の対立。長すぎた安倍政権下、後者が"保守"と思われている現状。稲田氏はパターナルな考え方から変わりつつあるが、自身の過去と向き合きあっていない。

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が反対しましたが、その理由は。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

←とても勉強になりました。ただ、この法案を巡る対立を「右と左の闘争」とは思いません。④（アベ保守）が勝手にイデオロギーと結びつけただけで、法案賛成派を左と決めつけるのは違うと思います。

人権剥奪、差別主義、戦前回帰の だもの

信用出来るはずないね

日本人の多くは、自己責任でなくリスクの社会科を、パターナルでなくリベラルを望んでいるが、野党がその層を取り込めるか

この原稿が読めただけでも、有料登録しておいてよかった。希望がわく。タダの情報にはしょせん限度がある。

差別を盾とした逆差別を行おうとする者しかいないからだ。
アメリカでは「黒人差別」を盾にして暴動を起こし、略奪を行った者が多数存在するが、LGBT法案に賛同している者で、暴動を批判していた者が一体何人いたのやら。

タイトルの付け方がちょっとおかしくて、本当はもう少し広幅な日本の政治思想の潮流の話をしている。-

左右どちらも自分たちをマイノリティー（少数派）と思っています。（略）両者とも自分は抵抗者と認識し、互いを「敵」として必要とし合っている「共犯関係」です。

なるほど。

その問題に寄り添わなかったら寄り添わないで批判するくせにきちんと取り組んだら取り組んだで「信用できるのか？」と言い出す始末……これだから自称リベラルは嫌われるのだ

有料記事で前ふりのみだが興味深い
《保守には人は間違うかもしれないという「懐疑的人間観」があり、その人間観は自分にも向けられます》

"保守には人は間違うかもしれないという「懐疑的人間観」があり、その人間観は自分にも向けられます。「自分の認識も誤りがあるかもしれない」と思えば、「他の人の意見も聞いてみよう」と考えます。そしてその言い分に理があれば合意形成していくのが、本来の保守政治です。"

「稲田氏は05年当選で、安倍氏に重用されてきた。安倍氏の時代を象徴する人が今、『それはやはり違う』と言い始めている。繰り返しになりますが、もし稲田氏が過去の自分に向き合うのなら、これは大きな希望になる可能性があります」

「安倍氏より上の世代は例えば石破茂氏は1986年の当選、野田聖子氏や岸田文雄氏は安倍氏と同じ93年の当選です。この辺りの保守本流であるリベラルな人たちから世代交代すると杉田水脈氏（12年）や『ヤンキー先生』で有名になった義家弘介氏らの世代が大臣になっていきます」

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が反対しましたが、その理由は。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

「――アイデンティティーの問題だったとしても学ぶ事もせず現実とかけ離れた判断をする政治家の姿には失望させられます。
◆やはり安倍政権が続きすぎた問題がとても重いですね。（略）自民党衆院議員では3回生以下が約5割（略）つまり半分は安倍氏に選んで貰った人たちです」

中島さんの「保守はリベラル」論が面白い。あと、稲田さんは、過去と向き合えと。そうなると興味深いけど、議員でいられるのかとも思う。

「左は、長く続く自民党政権に抵抗し続けていると考えていますが、右は右で、メディアもアカデミズムも教育も左翼に牛耳られており、それに抵抗しなければと思っている。LGBT法案に反対している人たちも、巨大な何かに立ち向かっているつもりだと思います」

「『それは違うや』と言ってくる人を左翼とみなし、左翼に負けてはいけないという感覚が非常に強い。これは左と右の闘争なんです。そして、左右どちらも自分たちをマイノリティー（少数派）と思っています」

ん～。稲田氏をご自身のマトリックスに押し込めようとしている感じがなきにしもあらず。→

「――それにしても、LGBT法案に反対するようなパターナルな人たちは、なぜそこまで反対するのでしょうか。
◆近代日本の『家』制度を守ることを自分たちのあり方と捉え、それがアイデンティティーになってしまっていると思います」

「イデオロギーとしての異性愛主義はまだ世の中に強くしみついていると感じます。例えば私の親の世代は同性婚にまだ抵抗感が強いということも、嫌だけれど理解はできます。それを『あなたは間違っている』と言うのはそう言う自分におごりがあると感じるし酷だと私は思います」

「ですから、稲田氏の戦略も私はいいと思います。まず説得しないと動かない人たちがいる中で取った戦略でしょう。中途半端に見えるかもしれませんが、政治決定はすべて中途半端なもので、それは英知だと思います。これが稲田氏のゴールではないはずで…」

「政治は『イエス』か『ノー』かではない。二つの議論の間の無数の選択肢のどこを取るか。一気に変えようとするのは傲慢な態度かもしれません。理想はあるとしても、今まず取り組むべきがどこのラインなのかを見極めることは大事です」

うむ。

漠然と感じていた社会の姿を、わかりやすく明確にまとめてくれている。稲田さんには、期待してます。中島先生がおっしゃるとおり
＞南京大虐殺や慰安婦問題を巡り、アジア諸国の人たちの間では到底受け入れがたい発言を繰り返してきました。
これとキチンと向き合えば、ね。

続きが読みたい。

「――多くの当事者が望む『差別禁止」ではなく『理解増進』を目指す姿勢に懐疑的な見方もあります。
◆例えば私自身の考えとしてLGBTの人たちの諸権利は守られるべきだし同性同士の結婚の法制化もすべきだと思っていますが一方でそれが実現するには時間がかかると思います」

興味深い

自民党が狭い「父権主義・小さな政府」に固執する中、かつての保守本流の役割を野党が担えたらチャンス

もし稲田氏が過去の自分に向き合うのなら、これは大きな希望になる可能性

「稲田氏が今、リベラルな人たちから本物と見られていないのは、そうした過去と向き合っておらず、説得力もないからです。（略）過去の自分の言動に関してきちんと説明をして初めて、LGBTに関する取り組みにも説得力が生まれるのです」

興味深いね。＞

「ただし、一つ重要なのは、その前に過去と向き合わなければいけないということです。稲田氏は南京大虐殺や慰安婦問題を巡り、アジア諸国の人たちの間では到底受け入れがたい発言を繰り返してきました」

「彼女なりにそうやって扉をこじ開けようとしているんですね。夫婦別姓やLGBTの問題に取り組んでいるのも、単なるパターナリストから保守本流の『リベラルな保守』への道を歩もうとしているのだと思います」

自民党が先の国会で提出を見送った「LGBT理解増進法案」。「差別は許されない」という文言に保守派議員が強く反対しましたが、なぜなのか。保守派でありながら法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。政治学者の中島岳志氏に聞きました。

「稲田氏はそれで『このままではいけない』と反省したのではと思います。（略）自身の後援会は男性ばかりで女性は台所でエプロンをつけて働いていた。これまではそういうものだと思っていたけど『このままではいけない』と思い女性も座ってもらって話を聞いて貰ったそうです」

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【出所： / 厳選】

「しかし、2016年に防衛相に就任し、挫折を経験します。（略）ビジネスインサイダーに掲載されたインタビューによると、大臣として男性の上に立ったことで『出過ぎた女』と見られ、応援してくれていたはずの男たちが服装から言動に至るまであれこれ言ってくるようになる。」

「――LGBT法実現に向け動いた稲田朋美氏はどちらにあてはまるのでしょうか。
今回のLGBT法案を巡る問題を読み解く鍵は稲田氏が今どうなっているかなんです。稲田氏はずっとパターナリストでした。男性優位社会で重用され『わきまえた女』として地位を獲得してきたと思います」