氏
世論調査で、任命拒否についての政府の説明を「不十分」「納得できない」と考える人が5～7割

私に励ましの手紙が約50通、脅迫の手紙が2通

個人が政権から弾圧された時、民主的な社会でなぜこれが起きたのか、政権の意図は何なのかを、知りたい人は少なくない

日本近代史の著名な研究者で、任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに、女性として苦労したことはなかったのか、あれこれ聞いたところ――。

記事:自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、「この国のかたち」派を論破できない。覚悟が必要な大きな問題だと思います。

論として面白い。日本学術会議会員を任命拒否した政府は説明責任があると思うけど、どう説明しても加藤さんには論破されるだろう。

"生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、「この国のかたち」派を論破できない…時間はかかっても、歴史学者として井上の主張を論駁（ろんばく）していきたいと思います"

「任命拒否のプロセスがいかになされたか、内閣法制局と内閣府の文書を精査すれば問題のありかが後にわかるはずです。要は、後継の内閣がこれを先例となしえないようなところまで、政治過程を明らかにしておくことです。」

毎日新聞

ジェンダー差別や他のあらゆる差別の根本的な解決は「自己決定権や個人の尊厳」を実現し、保証することにあるのだろう。

加藤さんが＜自己決定権や個人の尊厳＞についても語る。

いや、姓(氏) を受け継ぐのが核家族から個人になるだけだし、そもそも万世一系の人たちは氏持ってないし >姓が変わっては万世一系（ばんせいいっけい）という観念が崩れるとの無意識ゆえの呪縛

「悪い制度には誠実に対応しすぎないことが肝心」
「夫婦別姓反対論者が、なぜあれほど別姓を嫌がるのか。その理由の一つは、歴史的な経緯から説明可能です」
「飲み会断ります」
…カッコいい

「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

学術会議の候補から外された方。
毎日新聞デジタルがトップで伝える妖しさ也...。ｷﾓｲﾜ.

カッコいい。惚れた。

加藤陽子氏「明治憲法は女帝を認めず、男系による皇位継承を決定した。この姓が変わっては万世一系という観念が崩れるとの呪縛こそが、別姓を望む他者の選択をも制限すべきだとの意識を支えている。

「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

悪い制度には誠実に対応しすぎなくても良い、男性に無理に合わせなくても良い、「戦略」などの男性的な語彙に飲み込まれないスタンス。かっこ良すぎ。

日本近代史の著名な研究者で、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに、女性として苦労したことはなかったのかあれこれ聞いたところ――。

井上毅のデタラメな理屈を木っ端微塵にしてほしいので加藤陽子先生には期待しかない。

> 井上毅が、女系による皇位継承は、天皇の姓が変わること（易姓）を意味するとして強く反対し、結局、明治憲法は女帝を認めず、男系による皇位継承を決定しました。

；菅首相の任命拒否行動は許されない事です。これは法治国家では絶対に許されない行為と思います。それを許している全ての閣僚・官僚・国会議員・法を司る人々の考えを正したい。

「どうせ女は…」加藤陽子さん | 毎日 ＜自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、「この国のかたち」派を論破できない。覚悟が必要な大きな問題＞

「婚姻で姓が変わることの”不便さ”を強調するだけでは不十分」と、さすが加藤陽子さん（任命拒否された人）は夫婦別姓やジェンダーギャップを歴史の視点からひも解く。ご自身の生い立ちやこれまでの道のりの話からも、理念や学問的知見だけからではない事がうかがえる。

毎日新聞・牧野宏美さんが「東大の女子学生の比率は現在でも約2割にとどまり、少数派です」と尋ねたら加藤陽子氏に「例えば、新聞社でも管理職の女性の割合は2割いっていませんね。社会の中での“自然化”された差別の正直な結果なのでしょう」と返される味わい深い記事ｗ

反対論者を説得して別姓制度を実現するには婚姻で姓が変わることの「不便さ」を強調するだけでは不十分。いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ「この国のかたち」派を論破できない。覚悟が必要な大きな問題」

“女子学生の少なさは、入るのが難しい大学だからというよりは、その時代の社会構造の正確な反映なのではないかと思います。例えば、新聞社でも管理職の女性の割合は2割いっていませんね。社会の中での「自然化」された差別の正直な結果なのでしょう。”

有料記事ですがさわりだけでも。学術会議任命拒否問題の記事です。

＞内閣法制局長官の井上毅（こわし）が女系による皇位継承は天皇の姓が変わること（易姓）を意味するとして強く反対し結局、明治憲法は女帝を認めず、男系による皇位継承を決定・・この、姓が変わっては万世一系という観念が崩れるとの無意識ゆえの呪縛こそが、、、

読み応えのある良記事だった。
＞私の元には励ましの手紙が約50通、脅迫の手紙が2通来ています。つまり個人が政権からある意味「弾圧」「批判」された時、民主的な社会でなぜこれが起きたのか、政権の意図は何なのかを、知りたいと考える人は少なくないということです。

スパッスパッと音が聞こえてくるような論説。現政権は彼女を恐れてビビって排除したんだな。

必読だと思います、ぜひ読んでください。

こういう方がいらっしゃること、励まされる。

「何度もハラスメントを受けて、頑張る気力さえ失ってしまう女性があの頃は多かったと思います。」「私は先行きを悲観していませんし、へこたれてもいません。」声をつないで

「君は女性だから、どうせ就職できない。だから僕と一緒にアメリカに行こう」と言った男性研究者は、時代を考えると、悪気はなかったかもしれない。鈍感でバカだけど。😑

は国際女性デーが終わっても、継続して声をつないでいきます。

加藤陽子先生のインタビュー。よ、読みたい…。この前の上間陽子先生のインタビューも読みたかったし、登録考えるか…。

日本学術会議会員の任命を拒否された加藤陽子さん。もちろん、こんなことでへこたれる人ではない。

どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉


「私、へこたれていませんよ」。張りのある朗らかな声が印象に残った。歴史学者の加藤陽子・東京大教授だ。府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補6人のうちの一人となり、昨秋は「渦中の人」になった。

日本近代史の優れた研究者として知られるが、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補6人のうちの一人となり、昨秋は「渦中の人」になった。

政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人になっても「私、へこたれていませんよ」という歴史学者の加藤陽子・東京大教授。東大の女子学生の少なさや選択的夫婦別姓の問題などについて聞きました。

アンダーラインをいくつも引きながら読みたくなる、牧野記者による加藤陽子教授のロングインタビュー。学問の道を選んだ理由、過去のグロテスクなハラスメント発言、森発言への怒り、研究者としての「いまだ果たせぬ課題」。デスクとして、最初に読めて役得と感じた原稿です。

日本近代史の著名な研究者で、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに、女性として苦労したことはなかったのか、あれこれ聞いたところ――。

「『君は女性だから、どうせ就職できない。だから僕と一緒にアメリカに行こう』と言われました。二つの点で許しがたい発言です」と加藤陽子・東大教授。

学術会議の任命拒否許せません‼

井上毅の主張、姓が変わっては万世一系という観念が崩れるとの無意識ゆえの呪縛こそが、別姓を望む他者の選択をも制限すべきだとの意識を支えている

政府の任命拒否は違法なやり方。内閣法制局と内閣府の文書を精査すれば問題のありかが後にわかるはず

東京大学教授の歴史学者・加藤陽子氏のインタビュー記事。

「（今の強制改姓について）そもそも何の落ち度もない個人が、一方的に著しく時間と手間を強いられる制度の方が問題」

学術会議の問題、決してうやむやにすることなく今後も報道を続けてほしい。

例の「任命拒否問題」で渦中の人となりましたが、今も力強く発信されておられ励まされました！

いやいや、すごい話だな。1980年頃でも東大には体育授業で女性用の更衣室すらなかったのか…

東大の女子学生の少なさや選択的夫婦別姓の問題など、ジェンダーに関するあれこれを聞いてみました。

頭の良い人の話は勉強になる…
自分の回りの狭い範囲でも、ハラスメントで能力を潰されて脱落していく女性達を見てきているので、ここまで実績を積み上げてきた人のご苦労は如何ばかりか。

加藤陽子教授へのインタビュー、全文興味深い。
夫婦別姓に関するこの指摘にすごく納得です。

<いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、「この国のかたち」派を論破できない。覚悟が必要な大きな問題だと思います。>

「どうせ女は…」
加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉
毎日新聞


自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題

（尊敬🌹 毎日の牧野宏美さんGJ🌹）

声をつないで:「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉...