事務局長の時、研究部長の加藤陽子さんとご一緒した。2018年4月のシンポ「天皇の身体と皇位継承」や2019年の同論集など様々な企画を実行に移された。困難があっても、常に委員の意見に「信」を置いてくれた。これほど歴研と現代歴史学を劇的に変えられた方もそういない。

日本近代史の著名な研究者で、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに女性として苦労したことはなかったのか聞いたところ――。

→ 続きを読みたいが、100円をケチる…。

。ご自身の執筆と同じく主張がカッコイイ！

有料部分があるので恐縮ですが、歴史家にはこういう振る舞いが出来る方もおられます。日本がガタガタのさらにガタガタ…にならないようにしたいものです。

日本近代史の著名な研究者で政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに、女性として苦労したことはなかったのかあれこれ聞いたところ――。

「実質的に憲法を書いたといえる内閣法制局長官の井上毅が、女系による皇位継承は、天皇の姓が変わること（易姓）を意味するとして強く反対し、結局、明治憲法は女帝を認めず、男系による皇位継承を決定しました。この、姓が変わっては万世一系という観念が崩れるとの無意識ゆ

《悪い制度には誠実に対応しすぎないことが肝心だとの考えで来ました。》

女性という総称指示（ジェネリックレファレンス）を用いて決めつけている点が問題

＜声をつないで＞「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

正論だと思います! 加藤陽子氏を支持します! たとえば五輪組織委員会でも【セクハラパパのお嬢様はパワハラおじさん】というのが我が国の現実ですね!

「自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、『この国のかたち』派を論破できない。覚悟が必要な大きな問題だ…」

天皇制と対峙する覚悟と技術に敬意。

加藤先生の経験を読みつつ、私も唖然とした先生からの言葉を思い出して気分が悪くなる：「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

あとで調べる：「50年代、ある製鉄所で事故が……会社はさっそく動きますが、多くは男性である社員の福利厚生ではなく、その妻らに向けての生活改善指導を始めるのです。家族が病気になれば女性が面倒を見るべきだとの前提で、会社側は「新生活運動」なるものを始めます」

毎日新聞の、加藤陽子先生のお話が素晴らしかった。周到に準備する。準備して全力を尽くす。伊藤野枝の「女性は『多くの不覚な違算』に囲まれている」との言葉は、今も変わらず…

読みたい

このシリーズは読み応えがあるが、この記事は特に。
かっこいい。

力強いよいインタビューだった。

加藤先生。良いインタビュー記事です！

選択的夫婦別姓反対派の言い分は歴史的事実から解説できると加藤先生。「姓が変わっては万世一系という観念が崩れるとの無意識ゆえの呪縛こそが、別姓を望む他者の選択をも制限すべきだとの意識を支えているように思います」やはり家制度→天皇制、はつながるわけです。

例の の加藤先生のインタビュー。金払ってでも読むべき記事。 問題や についての重要な論点がいくつも出てきます。

清々しいほどに理路整然

声をつないで 「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

義民よのお
「励ましの手紙が約50通、脅迫の手紙が2通…つまり個人が政権からある意味『弾圧』『批判』された時、民主的な社会でなぜこれが起きたのか、政権の意図は何なのかを、知りたいと考える人は少なくないということです。私はこの国民世論のまっとうさに信を置きたい」

群れて言葉狩りのリンチを繰り返す一部フェミニストグループよりも、この人の言葉がずしんとくる。こういう基本を押さえることが重要だ。ポストモダンの流行以降フェミニズムが狂ってきた。

いろいろ同感します
加藤氏にがんばってほしいです。

加藤陽子さん「24歳の時のことですが、一回り年上の日本近代史の男性研究者に「君は女性だから、どうせ就職できない。だから僕と一緒にアメリカに行こう」と言われました。二つの点で許しがたい発言です。」（牧野宏美）毎日新聞  

森喜朗前会長の女性蔑視発言
女性を的確な話ができない人、無駄な競争心ゆえに発言を求める人といった女性観は、人類の半数にあたる女性の「個人の尊厳」への冒とくです。

反対論者を説得して別姓制度を実現するには、自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題なのかを

夫婦別姓反対論者が、なぜあれほど別姓を嫌がるのか。
姓が変わっては万世一系（ばんせいいっけい）という観念が崩れるとの無意識ゆえの呪縛

「私の専門は、本当に古くからの蓄積ある学問領域なので、戦争の語彙、男性の語彙が圧倒的に多いのです」「日本近代史の歴史叙述の中で女性をいかに描くかという問題は、私にとっていまだに果たせぬ課題です」加藤陽子さんの深い話、ぜひお読みください。

日本学術会議問題、いつまで放置するつもりなんだよスガ氏。

声をつないで 「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

おお、加藤先生のインタビューか。

「場の雰囲気を壊さない程度にしか言い返せなかった当時の自分への悔しさもあり、怒りのエネルギーは全く減る気配がない」日本には過去の、または現在の女性の集団的な強い怒りが常にあると思う…「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

加藤先生、お元気そうでよかった。連載再開の話はどうなったのかなぁ。

▼続き▶
多様なバックボーンのある人たちを集めれば、組織にとっても、想定外の事態に対処する際に多様な英知を得られてメリットは大きいはず】

加藤陽子先生のインタビューよみたさに毎日新聞電子版をとるかどうかを迫られている。

学術会議任命拒否問題で注目を浴びた、加藤陽子さん（日本近代史）へのインタビュー記事。3月8日の「国際女性デー」を受けたジェンダー関係の企画で、女性研究者として受けた「言葉のハラスメント」などの御経験が語られています。

睦仁。

“「不便さ」を強調するだけでは不十分だと思うのです。自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、「この国のかたち」派を論破できない”

「そもそも何の落ち度もない個人が、一方的に著しく時間と手間を強いられる制度の方が問題なので、悪い制度には誠実に対応しすぎないことが肝心だとの考えで来ました。」

こういう記事書くなら社長と役員を女性にしなよ、社長さんに突撃インタビューよろ

「その時には場の雰囲気を壊さない程度にしか言い返せなかった当時の自分への悔しさもあり、怒りのエネルギーは全く減る気配がないです。」

こういう思いを誰もがしなくてよいように意識を変えないと

≪ 結局、明治憲法は女帝を認めず、男系による皇位継承を決定しました。この、姓が変わっては万世一系（ばんせいいっけい）という観念が崩れるとの無意識ゆえの呪縛こそが、別姓を望む他者の選択をも制限すべきだとの意識を支えているように思います。≫
加藤陽子さん

大切なのでもう一度．この国のジェンダーギャップの根っこには万世一系の天皇制．．．

「つまり個人が政権からある意味「弾圧」「批判」された時、民主的な社会でなぜこれが起きたのか、政権の意図は何なのかを、知りたいと考える人は少なくないということです。私はこの国民世論のまっとうさに信を置きたいと思います。」

「励ましの手紙が約50通、脅迫の手紙が2通来ています。つまり個人が政権からある意味「弾圧」「批判」された時、民主的な社会でなぜこれが起きたのか、政権の意図は何なのかを、知りたいと考える人は少なくないということです。私はこの国民世論のまっとうさに信を置きたい」

「姓が変わっては万世一系という観念が崩れるとの無意識ゆえの呪縛こそが、別姓を望む他者の選択をも制限すべきだとの意識を支えているように思います。家族制度が崩壊するという理由づけも、「別姓を認めればこの国のかたちが変わる」という、意識せざる危機意識ゆえ」

「実質的に憲法を書いたといえる内閣法制局長官の井上毅が、女系による皇位継承は、天皇の姓が変わること（易姓）を意味するとして強く反対し、結局、明治憲法は女帝を認めず、男系による皇位継承を決定」

「夫婦別姓反対論者が、なぜあれほど別姓を嫌がるのか。その理由の一つは、歴史的な経緯から説明可能です。明治政府が大日本帝国憲法と皇室典範を起草するにあたっては、女帝を容認した案も途中まで準備されていました」

「私、へこたれていませんよ」。学術会議候補として首相に却下された方。勇気づけられる力強さ。→「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉（毎日）

読み応えあり。

「そのような環境で育ちますと、女性も自分の望む生き方を自分で言えなければ駄目だなと、またそれを言える力を持たなければ駄目だなと自然に考えるようになりました。 」

良かった。
あんな目にあってとても心配していました。
全くの偶然だけど駒場の同級生です。

日本近代史の著名な研究者で、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに、女性として苦労したことはなかったのか、あれこれ聞いたところ――。

明快！

>自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ…

夫婦同姓の淵源に、「易姓革命」を忌避した明治憲法制定時の内閣法制局長官・井上毅の反対があったという指摘は鋭い。

「私はこの国民世論のまっとうさに信を置きたいと思います。」

加藤教授のインタビュー記事、胸のすく思いです！

歴史を背負った生き様は見事。
「任命拒否についての政府の説明を「不十分」「納得できない」と考える人が5～7割いました。私の元には励ましの手紙が約50通、脅迫の手紙が2通来ています…私はこの国民世論のまっとうさに信を置きたいと思います」

気と才がほとばしっている。記者もよく準備した。
タイトルは悪い。言葉尻の話ではなく、女を囲む全体の話。別姓反対論の芯を皇室典範から説き、だから本気で戦に備えよと説く。

「私、へこたれていませんよ」。張りのある朗らかな声が印象に残った。歴史学者の加藤陽子・東京大教授だ。日本近代史の優れた研究者として知られるが、政府に任命拒否された

くだらねぇこと長々喋るなよ

日本近代史の著名な研究者で政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに、女性として苦労したことはなかったのかあれこれ聞いたところ――。

読み応えあり。

「社会の中での『自然化』された差別の正直な結果」。東大生、国会議員、取締役会などの男女比率についての加藤陽子・東京大教授の指摘です。振り返れば大学で初めて「『自然』とされていることを疑え」と学んだけど、大事なことを教わったなあ。

『政府の任命拒否は、法律の改正なしには行えない違法なやり方でした。
そのプロセスは内閣法制局と内閣府の文書を精査すれば問題のありかが後にわかるはずです。
要は、後継の内閣がこれを先例となしえないようなところまで、政治過程を明らかにしておくことです』

手紙が約50通、脅迫の手紙が2通来ています。つまり個人が政権からある意味「弾圧」「批判」された時、民主的な社会でなぜこれが起きたのか、政権の意図は何なのかを、知りたいと考える人は少なくないということです。私はこの国民世論のまっとうさに信を置きたいと思います」

うわっはっは。夫婦別姓論議に明治憲法制定時の内閣法制局長官を持ち出すとわ。
┃￣皿￣┃因みに俺は「選択的夫婦別姓」に賛成です。びた一文にも成らない"負け目"は、ごめんざんす。

「自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、「この国のかたち」派を論破できない。覚悟が必要な大きな問題だと思います。」

面白い記事。

日本近代史の著名な研究者で、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに女性として苦労したことはなかったのか聞いたところ――。

「このような「自然化」された差別が、日本社会のジェンダーギャップの根幹にしぶとくあるのだと思います」

日本学術会議の新会員候補に選ばれながら、政府に任命拒否された加藤陽子・東京大教授。言われた日も覚えている、今でも許しがたいハラスメントとは。

菅が任命拒否問題で加藤先生の名しか知らなかったのは、その舌鋒が効いていたからに外ならない。 ＞

加藤陽子先生！＼( 'ω')／

研究者から見た日本のジェンダー問題、夫婦同姓を強制する制度の問題、そしてもちろん日本学術会議の一件も「 的俯瞰的な観点」（？）から。

「自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか」。
私が大学院に入ったときに女性合格者の数が男性を上回ったのだが、そのときあることを言ったやつがいる。具体は書かない。だが、なんと

「渦中の人」歴史学者の加藤陽子さんにインタビューしました。知られざる生い立ちに加え、近代史で気づいたジェンダーギャップ、別姓反対論が根強い理由など鋭く深い分析がとても面白く、時間がたつのも忘れました。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。

「「歴史」という言葉は、軍功を重ねることを意味する「歴」と、祭事＝政事の記録を意味する「史」から成立しました」

東大はいつになったら不正入試に始末をつけるのかん？ゆう話よな

「どうせ女は…」加藤陽子さんが今も許せない「グロテスク」な言葉

「研究者になってからは、もちろん、グロテスクなまでの言葉のハラスメントを多数経験してきています。なかでも忘れられないのは、84年、修士論文を書き終わり、ある研究会で発表した後の懇親会でのことです。何月何日かまで覚えていますね。24歳の時のこと」加藤陽子＞毎日

素晴らしいインタビュー。学術会議問題から選択的夫婦別姓制度、オリンピック組織委員長問題発言などの背景を的確に明らかにしつつ取り組むべき課題を浮き彫りにしている。

これよかった。爽快な読後感→

加藤陽子さん 反対論者を説得して別姓制度を実現するには、婚姻で姓が変わることの「不便さ」を強調するだけでは不十分
自分で姓を選べない、生まれた時の姓を名乗り続けられないことが、いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、（後略）

素晴らしいインタビュー記事。有料なんだけど、広く読まれてほしいです
「東大を選んだのはかなり自覚的だったと思います。学問を学べば生き方の選択肢も広がり、自己決定権も増すと素朴に信じていたと思います」はなんだか胸が詰まる

夫婦別姓に反対する人たちの心情を明治憲法起草時までさかのぼって論じていて、大変に勉強になった。

通称使用に関しての
＞何の落ち度もない個人が、一方的に著しく時間と手間を強いられる制度の方が問題なので、悪い制度には誠実に対応しすぎないことが肝心
ここ好き。

私へこたれませんという彼女の言葉にとても励まされました。

女性が生き方を選べる時代へ。

日本近代史の著名な研究者で、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人として「渦中の人」でもあった加藤陽子さんに女性として苦労したことはなかったのか、あれこれ聞いたところ――。

すばらしい！
読むべし！！
加藤先生の著作をいくつも読みたくなりました

私は先行きを悲観していませんし、へこたれてもいません。
この言葉、グッときました。奮い立つ勇気。

「怒りのエネルギーは全く減る気配がない」「悪い制度には誠実に対応しすぎないことが肝心」

素晴らしい記事でした。この頭脳にスガ如きが勝てるはずがない。

「別姓を望む他者の選択をも制限すべきだとの意識」
←ネトウヨにとって「国のかたち」など本当はどうでもよくて、女性が選択肢や自己決定権を持つことが気に入らないんだろうと思います

加藤陽子さんの言葉、心に響く。
・社会の中で「自然化」された差別の正直な結果（東大の女子学生の少なさについて）
・自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題（夫婦別姓が認められないことについて）
・「説得の論理」（「戦略」という言葉にかえて）

毎日新聞

この記事すごく読みたいけど、
コロナについて、小林よしのりインタビューと、先日の斎藤環インタビューは本当に許せなかったので会員にはなりたくない。

誰だったかな、加藤さんとは別人だと思うけど、ある女性学者は「女は血の道(生理)さえしっかりしてればいいんだ」と男性学者に言われたんだって🤮
→

加藤陽子「夫婦別姓反対論者が、なぜあれほど別姓を嫌がるのか。その理由の一つは、歴史的な経緯から説明可能です」（毎日） 「明治政府が大日本帝国憲法と皇室典範を起草するにあたっては、女帝を容認した案も途中まで準備されていました。実質的に憲法を書いたといえる内閣法

さすがの読ませるインタビュー
「社会の中での『自然化』された差別の正直な結果」って言い回しは覚えておこう。

「反対論者を説得して別姓制度を実現するには、婚姻で姓が変わることの『不便さ』を強調するだけでは不十分…いかに自己決定権や個人の尊厳を奪う深刻な問題であるのか、この点から厳しく論じていかなければ、『この国のかたち』派を論破できない」
加藤陽子かっこいい…