感じる、ということと感受性について考えていた今日この頃。

自分の感受性くらい自分で守れ、ばかものよ
茨木のりこ

中学生の頃に出会って以来、私の羅針盤🧭のような存在でもある大好きな詩。その作者の茨木のり子さんが韓国語を勉強していたのはエッセイで読んで知っていたけれど、こんなエピソードがあったとは…

これもまた良いものを読んだ。

茨木のり子「自分の感受性くらい」
身にしみてしまうなあ。。

…
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

なんと真摯な生き方だろう。
最後に紹介された茨木さんの詩に、胸で何かが渦巻いた。

「自分の感受性くらい自分で守れ ばかものよ」
これ！フゥゥー！🥳🥳なる

茨木のり子さん、
アジア・ブック・マーケットで韓国語対訳詩集を丁度、買ったところでした。
外国語の勉強法として、詩で学ぶことに憧れがあり、買ったんですが、
訳の前に日本語、茨木さんの詩に圧倒されました。詩というか言葉の力に。

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

茨木のり子「自分の感受性くらい」

これはめちゃめちゃ良かった

茨木のり子さん、詩に明るくなくて存じ上げなかったけど、素晴らしい詩をたくさん残されてるんだね。ホン・ユンスクさんとの交流から詩の翻訳まで、知れて良かった。サムネのタバコを持つ茨木さんの写真がオーストリア初の女性大臣ヨハンナ・ドーナルを思わせる🚬

「自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ」

茨木のり子【自分の感受性くらい】

ささった。
全文は記事中に。

茨木のり子翻訳の韓国詩の本あるの？読みたい、韓国の詩って、良いよね……。私は亡念のザムドで使われてた茨木のり子の詩は「敵について」がとても好き

小学生の頃、教科書にこの「自分のー」が載ってて、衝撃だったんだよな。叱られてるように思えたけど、的を得ててスッと入って来た。今読み返せば自分に叱咤した詩だったんだとわかる。だから響いたんだな。彼女の詩は大好き。こっからポエムが好きになったんだ 笑

記事が埋まってたから、こちらに↓

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

〈中略〉

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

──茨木のり子「自分の感受性くらい」


自らへの「いきものがかり」から、隣人への配慮、「まるっと承認」ははじまる。

久しぶりに茨木のり子の詩読みたくなりました

NHKのこの特集の反響も大きかったに違いない。
茨木のり子さんの詩には小難しい言い回しは一切ないが、その鋭い批判精神にはハッとさせられる。

大好きな詩人です。

もしかして今年はこのあたりなのかなと思って。自分の中でです。

NHKが茨木のり子の詩を都合良く消費してると思った。茨木を日韓の架け橋のように描くなら、彼女の天皇や日の丸君が代へ痛烈な批判の詩もキチンと紹介すべきだと思う。植民地主義を語るのに天皇制は避けて通れないのだから。

高校の頃、韓国の話を社会で調べてその後色々掘り下げていくうちに詩人の茨木のりこさんの「ハングルへの旅」を読んだのだけど、韓国語に少しでも興味がある人はほんとうにおすすめしたいし、この記事で読み直そうとおもった。

新年早々に出会えた、良記事。
取材する人（発掘する人）があって、過去がよみがえる。

お二人の詩集を買いたい。最近死んだらものは天国に持っていけないと考える。心に時間を割こう。そして、ゆとりを持ち元気にならなくちゃ。

NHKに受信料を払っていてよかったと思える記事。こういう取材を可能にする環境をNHKが保持している限り、政府広報としてのNHKのみを批判できない。

"ひとりの人間の真摯な仕事は
おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる"

la sincérité est communicative（真摯さは伝染する）：

おメモ

2022年が平和で穏やかな、そして明るい未来に向かっていく年になります様に祈ります。

茨木のり子さんが韓国語を学んだのは50才代だったのかぁ。そして、日本の占領時代に日本語教育が朝鮮半島で行われていたことと関係があったのかぁ。
「自分の感受性くらい」は歳を取るごとに、読むと頬っぺたを叩かれる度合いが強くなる詩。

公共放送局NHKさん、この特集を組む意図は何ですか？ちょこちょこ誤った歴史認識を記載されてますね。何処の報道機関なのでしょうか？

NHK★
記事のヘッダー写真 昨年買った の表紙のものと衣服が同一。NHKのものはタバコを手に、ややキツイ相貌だが、太陽はの方は笑みを湛え…。
実はこの写真、クレジットが無いが さんの撮影です。

2021年年末に飛び込んできたとてもよい記事。茨木のり子さんの詩は５～６年前までよく知らず、沢知恵さんの歌を通して知った。

教えてもらって見て来たけどすごく良い記事だった😊

1回ちゃんと詩集てきなの読んでみたいな〜と思った

自己責任論ととる向きもありそうだが、そのフレーズが最後にくるのを見るに、これはもっと自分というものを尊重して大事にしろということだろう。うっかり前半に囚われると真面目な人は気に病みそうに強い言葉。"

なにか今年の私にいろいろと、くる。

しなやかな強さを感じ、ぐっと来ます。

わたしもこの恥ずかしさ身に覚えがある。

‘’『日本語がお上手ですね』その流暢さに思わず感嘆の声をあげると、『学生時代はずっと日本語教育されましたもの』。ハッとしたが遅く、自分の迂闊さに恥じ入った‘’

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

_φ(･_･

とても素敵な記事でした。

久しぶりに胸が熱くなる良記事です。人と向き合い、言葉と向き合った詩人の思いがストレートに伝わってきました。

大晦日に背筋が伸びるような、心も温まる素晴らしい記事を読むことができて良かったです。

「知らんがな」（オイラ記者
しっているのは、
「弱っている犬は、叩け」（僕記者
「韓国でもうつるNHKには、集金人がこない」（カッパ記者

【NHKは何をやっているのか？】

年末に心暖まる話に出会えました。

茨木の「立派さ」が取り上げられるとき、その時代はすでに己れのクソさで首が回らなくなりつつある時代だろう。来年は心した方がよさそうだ。

ナイス

自… →

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

茨木のり子「自分の感受性くらい」

今やっと読んだのだけれど素敵な関係だし私も韓国文化、歴史をもっと知りたいと思った。

茨木のり子さんの作品は清々しく賢明。個人的に好きな作品は「みずうみ」。比喩で出て来るのが田沢湖なのも作品に似つかわしくてとても良い。

茨木のり子さんと日韓の詩人の絆。ネトウヨが言ってる事も分かるが、私達は友好の一歩は、好き嫌いで国を判断してはいけない。冷静な目を養いたい

↑
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
ー 茨木のり子

中学1年のときに茨木のり子の『詩のこころを読む』（岩波ジュニア新書）が出て愛読しました。
その後いくつか本を読んだ中で、ハングルを勉強してるってあったなと思い出しながら記事を読みました。

これは凄い記事だわ。必読。
うちは曾祖父が戦前朝鮮で事業やってて、当時の記録が家にあるけど日本語とハングル併記なんだよね。読めるようになりたいな。

↓
日本が朝鮮半島を植民地化した36年間、日本語教育したことは頭ではよく分かっていたつもりだったが、その痛みまで含めて理解できていなかったと記しています。

言葉を奪ったことは、戦前の日本の罪と考えて、私は汗を流しながら韓国語の勉強を続けています。

ゆっくり読んだいい記事。丁寧に使われている言葉を読むのは気持ちが落ち着く。伝える言葉はこうであって欲しい。

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

茨木のり子

読めて良かった(*´-`)

『わたしが一番きれいだったとき』？

「俺が一番かっこよかった時」
ん～ないにゃｗ

良記事。

茨木さんが喫煙者だったのも親近感😎

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

茨木のり子

「自分の感受性くらい」

『ひとりの人間の真摯な仕事は
おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる

それは風に運ばれる種子よりも自由に
すきな進路をとり
すきなところに花を咲かせる

茨木のり子「小さな渦巻」』

〝この詩は、ひとりの恩師のような存在となっていきました〟

自分の感受性くらい…
これさえあれば十分だというくらい、厳しい指針のような詩。
『アクエリアス』のソニア・ブラガの在り方と印象が重なる。

カッコいい。気がついたら泣きながら読んでました。

"ひとりの人間の真摯な仕事は
おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる

それは風に運ばれる種子よりも自由に
すきな進路をとり
すきなところに花を咲かせる

茨木のり子「小さな渦巻」"

人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから
発する霧だ

茨木のり子「みずうみ」

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
（中略）
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

茨木のり子「自分の感受性くらい」

知らんかった…

すばらしい記事だった。
日韓の歴史と、“人”同士の交流が描かれてて、ぜひ詩集も読みたいと思った。

「自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ」

はい、ありがとうございます！

NHKのこの記事が話題（※個人の感想です）なので、興味持った人には金智英『隣の国のことばですもの』を読んでほしい🙏✨

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
（茨木のり子）

あろっこ
愚っか者です、はい
ありがとうございます！

ひとりの人間の真摯な仕事は
おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる

それは風に運ばれる種子よりも自由に
すきな進路をとり
すきなところに花を咲かせる

茨木のり子「小さな渦巻」

必読😻😻！

日韓の現代詩人同士の交流秘話

茨木のり子を知ったのは中学のときだったけど『韓国現代詩選』を古本屋で買ったのは大学時代。のちの自分の人生に影響がなかったわけはないと思う。留学して真っ先に買いに行ったのは、いちばんページ数を割いていた趙炳華の詩集だったっけ。

「ひとりの人間の真摯な仕事は
おもいもかけない遠いところで
小さな小さな渦巻をつくる

それは風に運ばれる種子よりも自由に
すきな進路をとり
すきなところに花を咲かせる」（茨木のり子「小さな渦巻」）

後で読もう。

取材したソウル支局ディレクターの長野さん。優秀なのでどこに配属されても重宝され、前回の異動で満を持してソウルへ。彼でなければ書かれなかった特集。

よい記事だ。NHKも支払っている受信料の10％位仕事することもあるんだな。

【 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ】
茨木のり子「自分の感受性くらい」

「また手紙をくださる時には、韓国語で書いてください。／私が勉強するために」

世の芳しくないことも先生の筆にかかると、なんだかやり過ごせそうな気になってしまいます。

ご主人の年賀状のくだりに吹き出してしまいました。

今度はYoji Yamamotoでのスナップをお願いいたします。

御ブログとは関係ありませんが先ほど目に入ってきたのでどうぞ。

学生時代、国語の先生が突如無言で黒板に書き散らしたのがこの詩だった。15歳の私はまんまと衝撃を受けたよね。先生、ありがとう。

「自分の感受性くらい」
初めて目にしたけれど、グイグイ心にねじ込まれる詩だわ。

茨木のり子が交流した韓国のひとびととの話が興味深い

ホン・ユンスク（洪允淑）さんと茨木のり子 さんの交流がすごいね

茨木のり子さんぐらいの誠実さで隣国や他人と向き合える人が多ければ、こんな状態にはなってなかっただろうな。と思う。
「誠実な対応」はその人の能力によらず、誰にでもできることだと思うんですけどね。
彼女の繊細な感性はその誠実さが相互に作用している気がした。

「ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて」

素敵な記事だった。年の瀬に読めて嬉しい。→

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

茨木 のり子（1926-2006）

とても素敵な記事。茨木さんのようにとまでは行かなくても、私も改めて韓国のことを深く知りたいし韓国語の勉強を頑張りたいと思えた。言葉は、何かを伝え合うためにあるんだ。

これはあとでゆっくり読まねばならない。
ゆっくり、全部読まねば。

茨木のり子さんの詩「自分の感受性ぐらい」は毎日読んでいます。トイレに貼ってあるので…。

ここで紹介されている「みずうみ」はわたしも気に入っている詩だな。心の底にしいんと静かな湖を持っていたい。

「人間の魅力とは
たぶんその湖のあたりから
発する霧だ」

禁煙しろ！

（続⑪）茨木のり子☞ の言葉は敷居が高い。自己肯定感満点からの叱咤激励は、自己存在感の病には届かぬ。「意識高い系」ならぬ「詩心高い系」の言葉で、自己存在感の格差を埋めるのは困難？
「自分の感性がわからない（≒「あるからある」の認識）」のがマジョリティだろう。

良記事。私は1990年代にNHKラジオのハングル講座で学び、その頃茨木のり子さんの『ハングルのうた』も愛読した（韓国の詩人とのやりとりをぼんやり覚えている）。茨木さんの詩がいま、かの地の人に読まれているの、率直に嬉しい。（そして写真かっこいい…）