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選択と集中、外国人“排除”…内田樹さんが憂う「意地悪ニッポン」

バズる指数ピーク 130

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"よく考えたら、どの研究に将来的な可能性があるかなんて実は予測できないんです。"
資本主義の競争原理はそれだけ体力や裾野がある場合に成立するけど、今の日本にはないことが多いからな。勝って当たり前の出来レースもブルシット・ジョブだろう。
“日本では、学位をとって帰っても、女性研究者には能力にふさわしいポストが用意されていない…優秀な女性研究者が日本からどんどん流出している。優秀な人が逃げ出すようなシステムを日本社会が作っている”
日本の国力がいまどんどん衰えているのは、人々が他人の取り分をどうやって減らすかということだけに熱中して、新しい価値を生み出すための努力を怠っているからです。この30年、新しいイノベーションもグローバルビジョンも日本から生まれなかったのは当然です。

マジでこれ
無駄をゼロにして、成功するプロジェクトだけに資源を集中するということはできない
「当たる馬券だけ買え」というのと同じ
無駄をゼロにすることは原理的に不可能
先日の武蔵野市の住民投票条例否決は海外でも大きく報じられたが、そりゃ海外の優れた人材はこんな意地悪な国で暮らすことは選ばないわな、と改めて噛み締めた新春。お屠蘇気分も吹き飛ぶ内田樹さんの厳しい言葉でした
2022年新春インタビュー、神戸女学院大名誉教授で思想家の内田樹さんです。ニッポンの今について記者が尋ねると「『選択と集中』をやめなさい」。どういうことでしょうか?
選択と集中は部分最適であるが、部分最適が全体最適になるとは限らないので、全体最適を考える人が必要だが、

とても残念なことに、日本には全体を考える人が30年以上に亘って現れていない。
大学で言うなら、私立大の入試科目が三科目というのが選択と集中の発想そのものだし、
たかが高校普通科で理系・文系に分けることは選択と集中そのものだ。
教養には数学と科学と技術を含む。
選択と集中というより、
トヨタ方式的考え方をを止めよう、
試験の裏技探すより、王道で学ぼう。
2022年新春インタビュー、神戸女学院大名誉教授で思想家の内田樹さんです。ニッポンの今について記者が尋ねると、話題は「選択と集中」から「外国人排除」まで及びました。
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