「容疑者は母親への思いが強かったようですが、自分を気に掛け、認めてくれる他者が複数いれば、家族とは離れた形で自分の生活を大切にできたのではないか」

これはわかる。痛いほどわかる。胸が痛い。
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「子どもは社会の宝」というように、家族だけが育てるわけではない。家族に多くの事を期待するのは前近代的社会ではいいが、個人や自由などを生み出した近代社会では相容れない。とは言え、日本は近代を経験していないから理解不能か。

《自己責任論のおかしなところは、本来とることができない責任を個人にとらせようとすることです》

岡野八代・同志社大学教授に聞く「子育ての責任は家族が負う」銃撃事件の背景に見える「閉じた」家族観（2022年8月20日 ）朝日新聞 …

「事件を生んだ社会的背景を考えることは市民一人ひとりの重要な責任ですし、政治家には政治的責任について考える義務がある」「自己責任論のおかしなところは、本来とることができない責任を個人にとらせようとすること」

「自己責任論には政治責任を免除する効果があり、それこそが問題の核心です」→

『政治がしっかり行われていれば、人は家の状況、つまり、運によって人生が決まることはないはず。人の育ちが家庭環境次第という社会は変えないと。（岡野八代・同志社大学 大学院 教授）』

「家族は、子どもや高齢者といった社会で最も弱い人を抱える集団であることも多い。その家族に対して、すべて自分たちで責任をとれというのは、政治のありかたとしていびつです。」

自民党は改憲草案におい（略）権力者の暴走を止めるための憲法に、新たに国民の責任を書き込むなど大問題ですし、子育てについて、家族に責任を負わせる家族中心主義の考え方が表れています

統一協会の理念が入り込みやすい土壌が日本社会にはあるということ。 ＝＞

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《事件の背景に、今の日本社会に広がる「子育ての責任は家族が負う」という家族観がある（自民党の家族政策によって推し進められたもの）》

脆弱なヨチヨチ歩きの民主主義国家ニッポンの現状

民主主義先進国では社会福祉を中心に社会体制が作られつつ在る
社会的弱者は社会全体からコミュニティに細分化し、保護/教育/社会参画する方向

“ケア労働が社会のなかで重要であるという認識を広めていかないといけません。

そして、基本的な価値観として、子育ては親や家族だけで担わなくてもいいんだという意識を育てること”

俺も「閉じた」家族に育てられてきたと思うが、そんな事件を起こそうとはしない。極論に走り過ぎでは？

むしろ戦前の価値観がそのまま温存された結果。→

「自己責任論のおかしなところは、本来とることができない責任を個人にとらせようとすることです。彼一人が思い詰めることのないよう、学費の支払いや悩みを聞くような社会的支援があるべきでしたが、国は責任を放棄していた。自己責任論には政治責任を免除する効果があり、→

"事件の背景に、今の日本社会に広がる「子育ての責任は家族が負う」という家族観があると考えています。自民党の家族政策によって推し進められてきたといい、その問題点を指摘します。"

《私が社会に広げたい「ケアの倫理」は、依存することは健常だという考え方です。人は依存しないと生きていけないという点で、平等です。そんな風に意識を転換することが、誰もが生きやすい社会のために必要です。》

嘘つけ何ホザイてるんだよ？

凶悪少年事件だって、親は連座で獄に繋がれんだろ？
だいたい賠償責任だって真摯に果たしてるかどうか怪しい。

究極の責任は親ガチャにある！

「基本的な価値観として、子育ては親や家族だけで担わなくてもいいんだという意識を育てること」

(※有料記事)

“国は責任を放棄していた。自己責任論には政治責任を免除する効果があり、それこそが問題の核心です。”

引用：個人の罪を司法が裁くことと、その背景にある問題を論じることはまったく別です。事件を生んだ社会的背景を考えることは市民一人ひとりの重要な責任

同感だ。

“政治がしっかり行われていれば、人は家の状況、つまり、運によって人生が決まることはないはずです。人の育ちが家庭環境次第という社会は変えないといけません。子どもの側にも、家族に対する責任は家族が負うという自己責任論が刷り込まれてしまっているように思います。”

「自己責任論のおかしなところは、本来とることができない責任を個人にとらせようとすることです。（略）自己責任論には政治責任を免除する効果があり、それこそが問題の核心です」

『家族は、子どもや高齢者といった社会で最も弱い人を抱える集団であることも多い。その家族に対して、すべて自分たちで責任をとれというのは、政治のありかたとしていびつです。』

意義深いインタビュー記事。
『事件の背景に、日本社会の「子育ての責任は家族が負う」という家族観があると考えています。自民党の家族政策によって推し進められてきたといい、その問題点を指摘します』

globeは日曜版だから明日を楽しみに。

、違和感がある。家族でなく親だろう。この学者に言わせると社会がと言うことになる。親には親権がある。それを否定するような感じ。

〈彼一人が思い詰めることのないよう、学費の支払いや悩みを聞くような社会的支援があるべきでしたが、国は責任を放棄していた。自己責任論には政治責任を免除する効果があり、それこそが問題の核心〉

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<家族に対して、すべて自分たちで責任をとれというのは、政治のありかたとしていびつです

同感です。フィンランドでは、未成年の子どもが問題を起こすと「なぜ社会は救うことができなかったのか」と問われる。山上容疑者は、子どもの時に公的・社会的支援を得られないまま、

そうなんだけどさ、家庭という社会の最小かつ最も重要な単位の構造を変えることは、相当に難しいことと思いますね。

朝日新聞の記事と言うだけで、政治批判に持っていこうとする意図が見え見え。
あいわらずの朝日論調だなと思う。

——北欧では、大学卒業後に職に就けなければ、すぐに生活保護を受けながら、就職活動をするのが一般的です。支援が身近なら、困った時でも自分を脱落者などと思わなくていい。

——2000年代に入り、小泉純一郎元首相が新自由主義的な政策をとり始めると、福祉予算は削られ、子育てに関する家族の経済的負担が重くなりました。実際に日本では、教育への公費支出の対

「事件を生んだ社会的背景を考えることは市民一人ひとりの重要な責任ですし、政治家には政治的責任について考える義務がある」「家族だけで閉じてしまうと、ケア関係は継続できず、自壊してしまう」

銃撃事件の背景に見える「閉じた」家族観 「基本的な価値観として、【子育ては親や家族だけで担わなくてもいい】【社会や他人の支援を受けることは当たり前】と認識することが重要。北欧では、大卒後に職に就けなければ、すぐ生活保護を受けながら就職活動をするのが一般的。→

『自己責任論のおかしなところは、本来とることができない責任を個人にとらせようとすること』

やっぱりこども"家庭"庁はあかんよな。なんでこの組織を新設するのかという原点に立ち返れば、当初の予定通りこども庁に戻したほうが良い。

「自己責任論のおかしなところは、本来とることができない責任を個人にとらせようとすることです」

「自己責任論には政治責任を免除する効果があり、それこそが問題の核心です」

こども家庭庁ではなく、こども庁にすべきと内閣委員会で質問しましたが．（涙）

『社会を揺るがす事件が起きた時、その社会的背景について言及すると、「事件や容疑者を擁護している」と批判がでてきます。しかし、個人の罪を司法が裁くことと、その背景にある問題を論じることはまったく別です。』

〈社会を揺るがす事件が起きたとき、その社会的背景について言及すると、「事件や容疑者を擁護している」といった批判がでてきます。しかし、……事件を生んだ社会的背景を考えることは市民一人ひとりの重要な責任ですし、政治家には政治的責任について考える義務がある〉

「家族は子どもや高齢者といった社会で最も弱い人を抱える集団であることも多い。その家族に対してすべて自分たちで責任をとれというのは政治のありかたとしていびつです」(記事から)

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銃撃事件の背景に見える「閉じた」家族観
「私が社会に広げたい『ケアの倫理』は、依存することは健常だという考え方です。人は依存しないと生きていけないという点で、平等です。そんな風に意識を転換することが、誰もが生きやすい社会のために必要です」

彼は崩壊した家族や、母親が作った負債に、責任などとれないわけです。にもかかわらず、彼はなお自分のできる限りの責任をとろうとしていたように私は感じました。
自己責任論のおかしなところは、本来とることができない責任を個人にとらせようとすることです。

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引用
まず最初に伝えたいことがあります。
日本では社会を揺るがす事件が起きたとき、その社会的背景について言及すると、「事件や容疑者を擁護している」といった批判がでてきます。
しかし、個人の罪を司法が裁くことと、その背景にある問題を論じることはまったく別です。

“自己責任論のおかしなところは、本来とる事ができない責任を個人にとらせようとする事。彼一人が思い詰めることのないよう、学費の支払いや悩みを聞くような社会的支援があるべきで国は責任を放棄…自己責任論には政治責任を免除する効果があり、それが問題の核心”

まじで知りもしないで適当なことを言いながら我田引水するバカ学者の見本で感心したわ。

岡野先生の大切な問題提起。｢日本では社会を揺るがす事件が起きたとき、その社会的背景に言及すると「容疑者を擁護している」という批判がでます。しかし個人の罪を司法が裁くことと、背景の問題を論じることは別です。事件の社会的背景を考えることは市民の重要な責任です｣

私が社会に広げたい「ケアの倫理」は、依存することは健常だという考え方です。人は依存しないと生きていけないという点で、平等です。そんな風に意識を転換することが、誰もが生きやすい社会のために必要です。 岡野八代教授

日本社会では、子どもに必要な育児や家庭教育がなされていないケースがあっても、家族が、多くの場合は母親がその責任を負うべきだとされます。家族のことは家族任せとし、他の家族にはなるべく介入…

自民党が自己責任論を学校教育法にまで持ち込み、教育格差を拡大させた。社会経済において子供の教育こそが未来への投資であり豊かな国へのリターンであることは間違い無いのに。

子育ての責任は家族が負う「閉じた」家族観

自民党政治は福祉や教育予算の削減をすることで、家族に子育ての責任を押しつけてきました

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岡野八代・同志社大学教授（西洋政治思想）
「私が社会に広げたい『ケアの倫理』は、依存することは健常だという考え方です。人は依存しないと生きていけないという点で、平等です。そんな風に意識を転換することが、誰もが生きやすい社会のために必要です」

すごく腑におちる記事でした。「家族に対する責任は家族が負うという自己責任論」の歴史の流れがよくわかります。

《自己責任論には政治責任を免除する効果があり、それこそが問題の核心です。》
《人の育ちが家庭環境次第という社会は変えないといけません。》

ケアの視点から、事件の背景についてインタビューを受けました。是非ご一読を。

岡野八代氏が鋭く自己責任論を批判。「山上容疑者は進学校に通い、資格を取り、自衛隊で働くなど、生きる力が強い」かもしれないが「母親が作った負債に、責任などとれないわけです。にもかかわらず、彼はなお…責任をとろうとしていたように私は感じました。」良記事です。
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"ケア労働と政治、家族の関係について論じる政治学者の岡野八代・同志社大学大学院教授は、事件の背景に、今の日本社会に広がる「子育ての責任は家族が負う」という家族観があると考えています。" 母親ね特に。

「自民党政治は福祉や教育予算の削減をすることで、家族に子育ての責任を押しつけてきました。実際に長い間、育児や介護といったケア労働やその責任は、主に家庭内の女性が無償で担ってきました」

昨夜、10年くらいぶりにTVで「となりのトトロ」を見て、社会全体で子供を育てるってこういうことかな、とちょうど考えてた。

岡野先生の最後の一文に、自分を肯定されたような気持ちになるなど…

「子育ては親や家族だけで担わなくてもいいんだという意識を育てること。社会や他人の支援を受けることは当たり前だと認識することが重要です」とのご指摘に深く同意いたします。

"自民党政治は福祉や教育予算の削減をすることで、家族に子育ての責任を押しつけてきました

《日本では社会を揺るがす事件が起きたとき、その社会的背景について言及すると、「事件や容疑者を擁護している」といった批判がでてきます。しかし、個人の罪を司法が裁くことと、その背景にある問題を論じることはまったく別です》

冒頭から、学びの多いインタビューです