「日本では、『戦争反対を訴えるのは簡単だけれどそれだけでは何も変えられない』と言われますが、本当は『訴えるのは簡単』ではありません」

「プーチンが大統領になった2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。権力者の親しみやすさのアピール、我が国は侵略戦争をしたことがないという歴史観の教育、軍隊の賛美……」

「支持率の増大は、沈黙と恐怖の増大を示すもの」「政府に賛同していないことが少しでも周囲に知れるだけで、警察から拘束され、職を追われ、その他ありとあらゆる危険が考えられる」→

《日本は、戦争に反対することへの冷笑や批判が危険なレベルに高まっていると思います。笑っている人は、政府が強権国家を作るのに非常に都合がよい状態を生みだし、笑っている自分自身の首を絞めていることに気づいていません》

「ロシアの中の抗議」を伝えることは重要だ。しかし日本人は想像がつくのでは。太平洋戦争時の国内の事情を考えれば容易に想像できる。この機に戦争を知る高齢者やその事を書いた本などを読み理解すべき。ロシア人を非難するより自国の歴史を学ぶべき。

『戦争反対を訴えるのは簡単だけれどそれだけでは何も変えられない』と言われますが、本当は『訴えるのは簡単』ではありません。現に『反対』と言っただけで大変なことになる場所がある

読んだ
辛いし日本の現状とこれからに被って見える

「支持率の増大は、沈黙と恐怖の増大を示すものだと思います。政府に賛同していないことが少しでも周囲に知れるだけで、警察から拘束され、職を追われ、その他ありとあらゆる危険が考えられる。」

『これまで何をしても政府を止められなかったんだから、今さら止められないのはわかってる。でもだからといって“自分がやったんじゃない”なんて言えない。僕たちがやったんだ』
無念の言葉を緊急で翻訳。

“侵攻開始後に中の人たちが語る言葉を翻訳してきたロシア文学翻訳者・研究者の奈倉有里さんに聞いた。”

『ロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山』
『その一つが平和・人権運動に対する冷笑的な世論作りであったことから学んだ方がいい』

『日本は、戦争に反対することへの冷笑や批判が危険なレベルに高まっていると思います。』

真に必読の記事。「プーチンが大統領になった2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。権力者の親しみやすさのアピール、我が国は侵略戦争をしたことがないという歴史観の教育、軍隊の賛美……。（続）」

《自由な統計調査ができない状況は、2017年以降急激に進みました。レバダは16年、与党の支持率が大幅に落ちたという統計を発表した直後、政府から、『スパイ』のレッテルである『外国エージェント』と認定されました》

「プーチンが大統領になった2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です」。日本をロシアのようにしないために。

「日本では、『戦争反対を訴えるのは簡単だけれどそれだけでは何も変えられない』と言われますが、本当は『訴えるのは簡単』ではありません。…2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です」

>人を『分類する』ことには暴力性が伴うことを、『何々人は本質的にこうである』といった言葉は、その内容がたとえ肯定的なものであったとしても、人を国籍や人種によってひとまとめにしてしまう言葉であることを、忘れないことです.

「プーチンが大統領になった2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。権力者の親しみやすさのアピール、我が国は侵略戦争をしたことがないという歴史観の教育、軍隊の賛美……」

支持率の増大は、沈黙と恐怖の増大を示すもの。政府に賛同していないことが少しでも周囲に知れるだけで、警察から拘束され、職を追われ、あらゆる危険が考えられる

黒海北岸のこの豊かな草原地帯は確かに弱肉強食の地でもあったがそれにしてもプーチンロシアはとんでもなく卑劣で狡猾、残虐な連中だ。彼らは中世に生きている。

「文学を読むことで、言葉の文脈を無視する行為に対して非常に敏感になれます。権力者やメディアが言葉を文脈から剝奪して用いているとき、文脈を読むことに慣れていれば、その不自然さに気づくことができるようになります」

これは大事。

「2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山」「権力者の親しみやすさのアピール、我が国は侵略戦争をしたことがないという歴史観の教育、軍隊の賛美。その一つが平和・人権運動に対する冷笑的な世論作り」

未来の日本にしか見えない。→『これまで何をしても政府を止められなかったんだから、今さら止められないのは分ってる。だからといって“自分がやったんじゃない”なんて言えない。僕たちがやったんだ。長い時間をかけて言論の自由が弾圧され人権が無視された果ての戦争なのだ』

「今さら止められないのはわかってる。でもだからといって“自分がやったんじゃない”なんて言えない」。奈倉有里さんが語った、ロシアの友人たちの無念の言葉。

「日本は、戦争に反対することへの冷笑や批判が危険なレベルに高まっていると思います。笑っている人は…笑っている自分自身の首を絞めていることに気づいていません」

ロシア人たちの考えを伝えてくれている。
恐怖政治は、反論の自由が無い。

「『ロシアと聞いて爆弾しか思い浮かばなくなりそうだから学びたい』という学生がいて頼もしく思いました。国家同士が友好関係にない時、とりわけ言語は重要です。無理解はさらなる憎悪と暴力につながるからです」

1支持率の高さ「沈黙と恐怖の増大を示す」

2言葉を無効化する「スパイ」認定

3スターリン時代ですら、こうではなかった

4「戦争反対と訴えるのは簡単」か

5作家が持つ影響力

6踏み絵にされた言葉

7ロシア語を学ぶ意味

7ロシア語を学ぶ意味、この項に救いがあった。

抄訳

街で白い紙を掲げる、トルストイの『戦争と平和』を持って立つ、これだけで拘束された人がいた。これで侵攻が止まると思っているわけではない。
身を危険にさらしてまで訴えているのは社会の異常さと恐怖。『そんな社会にしてはいけない』という訴えを受け取らなくては

引用）「日本は、戦争に反対することへの冷笑や批判が危険なレベルに高まっていると思います。笑っている人は、政府が強権国家を作るのに非常に都合がよい状態を生みだし、笑っている自分自身の首を絞めていることに気づいていません」

“個人の集まりが国家”だが
“権力は個人を常に裏切る”

“ロシア”という“国家”と
“ロシア人”とは必ずしも同じでは無い

決めつけてはならない

「日本は、戦争に反対することへの冷笑や批判が危険なレベルに高まっていると思います。笑っている人は、政府が強権国家を作るのに非常に都合がよい状態を生みだし、笑っている自分自身の首を絞めていることに気づいていません。」

「日本では、『戦争反対を訴えるのは簡単だけれどそれだけでは何も変えられない』と言われますが、本当は『訴えるのは簡単』ではありません」

「ウクライナでは、ロシア語話者に、『パリャヌィツャ』という言葉（ウクライナ語のパン）を発音させて『ロシアのスパイ』をあぶり出す行為が呼びかけられているそうです。」

17世紀末にヨーロッパに接近したロシアは、自らをヨーロッパだと感じてきたのだが、西欧のほうはそう思っていなかった。
ロシアは西欧文明の周辺文明というコンプレックスを抱く。

[プーチンが大統領になった2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。]

「…“自分がやったんじゃない”なんて言えない。僕たちがやったんだ』といった友人たちの無念の言葉『長い時間をかけて真綿で首を絞めるように言論の自由が弾圧され、人権が無視され（中略）その果ての戦争…』

「プーチンが大統領になった以降のロシアの動きは、国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。権力者の親しみやすさのアピール、我が国は侵略戦争をしたことがないという歴史観の教育…その一つが平和人権運動に対する冷笑的な世論作りであったことから学んだ方がいい」

> プーチンが大統領になった2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。権力者の親しみやすさのアピール、我が国は侵略戦争をしたことがないという歴史観の教育、軍隊の賛美……。

「作家のドミトリー・ブィコフは、スターリンの時代ですら『戦争』という言葉そのものが禁じられることはなかった、と言っています。それもそのはずで、ロシアの歴史上、今ほど馬鹿げたことはやっていないわけです。」

"無理解な状態に暴力性や攻撃性が加わると、ロシア語やロシア文化など『ロシア』的なものをひとくくりにした上での攻撃が生まれてしまうのも危険です。世界にそうした状況があると、国外に逃げてそこで仕事を得て生活することはできない、というロシアの一般国民の絶望に"

ロシアの中の抗議、沈黙の意味を翻訳する
朝日

長い時間をかけて真綿で首を絞めるように が弾圧され、人権が無視され(中略)その果ての戦争なのだ

「政府に賛同していないことが少しでも周囲に知れるだけで、警察から拘束され、職を追われ、その他ありとあらゆる危険が考えられる」

“プーチンが大統領になった2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。権力者の親しみやすさのアピール、我が国は侵略戦争をしたことがないという歴史観の教育、軍隊の賛美……。”

ロシアの中の抗議、沈黙の意味を翻訳する


「支持率の増大は、沈黙と恐怖の増大を示すものだと思います」

「政府に賛同していないことが少しでも周囲に知れるだけで、警察から拘束され、職を追われ、その他ありとあらゆる危険が考えられる」

＜ドミトリー・ブィコフは、スターリンの時代ですら『戦争』という言葉そのものが禁じられることはなかった、と言っています。それもそのはずで、ロシアの歴史上、今ほど馬鹿げたことはやっていないわけです。＞

自分の子供世代のロシア文学研究者、頼もしい。

そう思うが露に同情はしない。言論統制、監視社会、泥棒政治の悲劇と恐怖を学ぶだけだ。

日本でも同じことが懸念される。マスコミ報道が画一化されてきているうえに政府の統計数値も操作されているし民間企業でも公表数値のごまかしが横行している。日本人のモラルや文化レベルの向上が必要だ。

ロシアの中の抗議、沈黙の意味を翻訳する
「『これまで何をしても政府を止められなかったんだから、今さら止められないのはわかってる。でもだからといって“自分がやったんじゃない”なんて言えない。僕たちがやったんだ』といった友人たちの無念の言葉、

これが日本の近未来になれば、あの戦前の失敗の繰り返しになってしまう。『自分がやったんじゃない-なんて言えない。僕達がやったんだ』といった友人たちの無念の言葉、『長い時間をかけて真綿で首を絞めるように言論の自由が弾圧され、人権が無視され-その果ての戦争なのだ』

日本もこっちの🇷🇺方向にどんどん進んでるよね

平和・人権運動に対する冷笑的な世論作りであったことから学んだ方がいい。日本は、戦争に反対することへの冷笑や批判が危険なレベルに高まっていると思います。笑っている人は、笑っている自分自身の首を絞めていることに気づいていません

「私も、侵攻があっても、自分が好きだった文学や人からは、何も裏切られていないと感じています」
「『ロシアと聞いて爆弾しか思い浮かばなくなりそうだから学びたい』という学生がいて頼もしく思いました。」

ロシアの中の抗議、沈黙の意味を翻訳する。歴史が示す「今の危険度」 「国家同士が友好関係にない時、とりわけ言語は重要。他言語を使って生きる人々を深く知ることは無理解と憎悪を絶つ術を学ぶことにつながる。🇷🇺文化はこの先、人々が和解するためにとても重要」

『夕暮れに夜明けの歌を』 の著者 奈倉有里氏のインタビュー。→

「（ロシアの中の抗議の声を伝えているのは）日本の報道からは、抗議している人の姿が見えないと感じたからです。ロシア=悪と、国という属性で中にいる人のことを決めつけるようになると怖い」

ロシアの悲惨な現状が大半の話だが…
「日本は、戦争に反対することへの冷笑や批判が危険なレベルに高まっていると思います。笑っている人は、政府が強権国家を作るのに非常に都合がよい状態を生みだし、笑っている自分自身の首を絞めていることに気づいていません」

じー‥「街で白い紙を掲げたり、トルストイの『戦争と平和』を持って立ったりしただけで拘束された人たちがいました。‥身を危険にさらしてまで訴えているのは、社会の異常さと恐ろしさです」

（ロシア文学翻訳者・研究者の奈倉有里氏）
‥

「日本では、『戦争反対を訴えるのは簡単だけれどそれだけでは何も変えられない』と言われますが、本当は『訴えるのは簡単』ではありません。現に『反対』と言っただけで大変なことになる場所がある」戦争の前に生み出される、平和・人権運動に対する冷笑的な世論作りの危険性

ウクライナ語のパンに当たる語についての話がおそろしく、また奈倉さんが言葉を大切にしてるからこそ「言葉を、人を敵か味方に分類するための道具として用いてしまう悲しい例」とつないでる。

「無理解はさらなる憎悪と暴力につながる....他言語を学びその言語を使って生きる人々を深く知っていくことは、それぞれが無理解と憎悪を絶つ術を学ぶこと」戦時下で暴力的に文脈から剥ぎ取られる、踏み絵にされる、憎しみや対立に利用される一方、平和と和解に繋げるのも言葉

「今年も例年と同じく、バレエや音楽が好きという理由でロシア語を選択している学生がいます。その気持ちを大切にして欲しいと話しています。そうした文化はこの先、人々が和解するためにとても重要なものです」
ロシアの中の抗議、沈黙の意味を翻訳する

本当に今ロシアの中の人たちが何を考えているのかが見えにくい。元々ただでさえ露では本音の政治の話は難しめだ思うけど今は尚更で、世論調査も信憑性に疑問がある。昨今「Z的」露人の報道やネット露出が目立つ感じがするが、多くの人が何も言えないでいる事も良く考えたい

「今政府は人々を説得できる理由を何も持たないので、暴力的に黙らせる以外にない。やっていることの悪さに比例して国内の弾圧がひどくなっています」

「2000年代以降のロシアの動きは、戦争をしようとする国家が戦争の前に何をするのかのお手本の山です。（中略）その一つが平和・人権運動に対する冷笑的な世論作りであったことから学んだ方がいい」

🇺🇦 …

プーチンの高支持率について、奈倉有里さんは「沈黙と恐怖の増大を示すもの。政府に賛同していないと知れるだけで、ありとあらゆる危険が考えられる。匿名でも本心は答えない人もいるのでは」と話します。

「ロシア国民がウクライナ侵略に沈黙しているのは、きっとこういう理由だ」という、個人的ポエムを語らせて有料記事にして売ろうとしている。
必死の抵抗を続ける多くのウクライナ国民に対しても、日本の購読者顧客に対しても、無礼極まる、いつもながらの朝日新聞。

ロシア文学翻訳者、奈倉有里氏のインタビュー記事。必読。
心から同意。

「一番問題なのは、意図せず、日本人の抱くロシア像がロシア政府の望む『私たちは国民に支持されている』という姿に近づいてしまっていることです」

»
>80%前後がプーチン支持の結果ですが。

まずこれを認めないと話にならないのに「脅されているから」で思考停止しちゃってるんだよね

／
📍 厳選
＼

さん。「ロシアの友達とメールやSNSで連絡は取れますが、できるだけ誰かに見られてもかまわない表現で会話をし、相手はすぐ消しています。警察が街頭で携帯電話をチェックしており、実際に何がチェックされるかより、それ自体が恐怖として働いています」

引用『長い時間をかけて真綿で首を絞めるように言論の自由が弾圧され、人権が無視され（中略）その果ての戦争なのだ』

大切な言葉です。

「 侵攻のさなか、ロシアの人たちは何を考えるのか。
支持率の高さは「沈黙と恐怖の増大を示すものだと思う」と
ロシア文学翻訳者の奈倉有里さんは語ります。

言論の自由が無い社会、且つ独裁者又は独裁政党が収める国家の存在を、これからも許すのか？
我々は問われている！

【読まれています】

侵攻のさなか、ロシアの人たちは何を考えるのか。
支持率の高さは「沈黙と恐怖の増大を示すものだと思う」と
ロシア文学翻訳者の奈倉有里さんは語ります。

「『長い時間をかけて真綿で首を絞めるように言論の自由が弾圧され、人権が無視され（中略）その果ての戦争なのだ』（父がロシア人・母がウクライナ人である作家のミハイル・シーシキン）といった知識人たちの言葉を、緊急に翻訳しました」

「『これまで何をしても政府を止められなかったんだから、今さら止められないのはわかってる。でもだからといって“自分がやったんじゃない”なんて言えない。僕たちがやったんだ』といった友人たちの無念の言葉...」

「国家同士が友好関係にない時、とりわけ言語は重要です。無理解はさらなる憎悪と暴力につながるからです」

フィリペンコの翻訳者、奈倉さんインタビュー

「一番問題なのは、意図せず、日本人の抱くロシア像がロシア政府の望む『私たちは国民に支持されている』という姿に近づいてしまっていることです」

『これまで何をしても政府を止められなかったんだから、今さら…だからといって“自分がやったんじゃない”なんて言えない。僕たちがやったんだ』

『長い時間をかけて真綿で首を絞めるように言論の自由が弾圧され、人権が無視され…その果ての戦争なのだ』

これは、違うだろう。ロシアのきれいなところばかり見ていた人だろうが、ウクライナ女性を強姦し、焼き殺して道路にゴミのように捨てていく、男性を後ろ手に縛って、後頭部撃ち抜いていく、一家全員を処刑し地下室に死体を置いていく、そのロシアから目を反らしたいだけだ。

もう遅い。ロシアとロシア国民には世界平和の敵になったことの代償を払わせなければならない。弾圧されてたから国民は無罪なんてことは絶対に有り得ない。

反対している人はいるとこういう人は伝えるけど、結局いたとしても極少数で押さえ込まれている。

"ロシア=悪と国という属性で中にいる人のことを決めつけるようになると怖い。一番問題なのは意図せず日本人の抱くロシア像がロシア政府の望む『私たちは国民に支持されている』という姿に近づいてしまっていること"

「彼らはそんなことで侵攻が止まると思っているわけではない。身を危険にさらしてまで訴えているのは、社会の異常さと恐ろしさです。私たちは、『そういう社会にしてはいけない』という彼らの訴えを受け取らなくてはいけません」 さん

日本では、戦争反対を訴えるのは簡単だけれどそれだけでは何も変えられないと言うが、訴えるのは簡単ではない．反対と言っただけで大変なことになる場所がある

「一番問題なのは、意図せず、日本人の抱くロシア像がロシア政府の望む『私たちは国民に支持されている』という姿に近づいてしまっていることです」

ロシアからかすかに聞き取れるほどの声、抗議、沈黙でも、そっと手に取って大切に翻訳していく。奈倉有里さんの覚悟を感じる

ロシア文学翻訳者の奈倉有里さん。かつて留学していた時期に、ご自身も規制の広がりで物が言いづらくなっていく事態を経験しています。

「ロシア語やロシア文化など『ロシア』的なものをひとくくりにした上での攻撃が生まれてしまうのも危険です。世界にそうした状況があると、国外に逃げてそこで仕事を得て生活することはできない、というロシアの一般国民の絶望につながります」
さん

「「日本では、『戦争反対を訴えるのは簡単だけれどそれだけでは何も変えられない』と言われますが、本当は『訴えるのは簡単』ではありません。現に『反対』と言っただけで大変なことになる場所がある。」

「作家のドミトリー・ブィコフは、スターリンの時代ですら『戦争』という言葉そのものが禁じられることはなかった、と言っています」

安倍政権の時代を思い出すね。